賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

若者ほどフェアトレードを知っている~貧困への意識が高まっている~

こんにちは、とーまです。

 

日本人の約4割に認知されているフェアトレード

あなたは名前を知っていますか?

 

 

そしてフェアトレードを知っているあなたは、

その内容を説明できますか?

 

 

 

NTTコムが平成25年に調査した結果では、

日本人の17%が「フェアトレードの内容」を知っていました。

【図1】フェアトレードの認知度

 

 

また面白いデータとして、

若い世代ほどフェアトレードを認知していて、

50代60代に関しては3割ほどしか

認知していませんでした。

 

 

さらに、いちばん認知率が高かったのは

30代女性50代女性だったこともわかっています。

 

 

 

実はNTTコムはこれ以前にも

平成22年に同様の調査を行っています。

 

 

しかし認知の増加率は

3年間でたった1%の増加に留まってしまっています。

 

 

 

そんな伸び悩むフェアトレード市場にも朗報です!!!

 

 

 

現在日本では、4つの自治体が「フェアトレードタウン」

を名乗っています。

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熊本市(日本初)

名古屋市

・逗子市

浜松市

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ちなみに世界には2000を超える

フェアトレードタウンがありますが、

自治体が「フェアトレードタウン」を名乗るのは

簡単ではありません。

 

 

以下のすべての項目を達成している必要があります。

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①推進組織の設立と支持層の拡大

②運動の展開と市民の啓発

③地域社会への浸透

地域活性化への貢献

⑤地域の店によるフェアトレード産品の幅広い提供

自治体によるフェアトレードの支持と普及

 ☆★☆★☆★☆★

 

 

この中でも、特に難しいとされているのが

「⑥自治によるフェアトレードの支持」です。


 

 

熊本市は、2011年に日本初のフェアトレードタウン

になりましたが、

実は同様の活動は2003年から行っていました。

 

 

そして①~⑤の土台部分は

2010年にはほぼ達成していました。

 

しかし自治体の支持を得るまでに

もう一年必要となりました。

 

 

そんな苦労を経てようやく

フェアトレードタウン熊本」を

名乗れているのです。

 

 

フェアトレードタウンはNPO法人などと違い、

市全体で途上国の貧困を解決しようという

組織づくりが必要です。

 

 

これ以外にも、

札幌市

岐阜市

横浜市などが

フェアトレードタウン活動を始めています。

 

 

日本でもフェアトレードタウンが増えれば、

日本のフェアトレード市場規模も

自ずと拡大していくでしょう。

 

 

皆さんも、今後のフェアトレードのあり方には注目ですよ!