賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

「明けましておめでとうございます」に「おめでとうございます」と返すわけ

明けまして、おめでとうございます!!

 

とーまです。

 

今年は飛躍する年にします。がんばります。読者の皆様、これからもよろしくおねがいします。

 

あけましておめでとうございます

 

 

さて、年始の雑学を一つ皆様にお届けしたいと思います。

 

新年になると、「明けまして、おめでとうございます」といいますよね。

 

ちなみに、この言葉には主語がありませんが、ここには「あなたにとって良い年」という主語が隠れています。

 

ご存知でしたか?

身内に不幸のあった方には、年賀はがきを出さないという日本人ならではの素晴らしい気遣いがありますよね。

 

去年、おめでたくないことが遭った親族に対しては、「明けましておめでとうございます」とは口にしません。

 

 

ここから気づくことがもう一つあります。

 

 

それは、普通「おめでとうございます」という言葉に対しては「ありがとうございます」などの感謝の意を述べる場合がほとんどだと思います。

 

例えば、学校の表彰式で校長から賞状を手渡されたとき、あなたは何と返しますか?「ありがとうございます」と返しますよね?

 

では、なぜ新年に限っては「おめでとうございます」に「おめでとうございます」と返すのでしょうか。

 

 

それは、ひとえに「互いの幸福を称え合っているから」とされています。

 

「明けましておめでとうございます」の文言を略さず言うと、

 

「明けまして(一年間皆さまに支えられて、弊家は一年間無事に{誰も大怪我などの不幸がなく}過ごすことができました。貴家も無事に過ごすことができたそうですね!)おめでとうございます」といった感じになります。

 

自分の家の無事が確認できて、初めて「おめでとうございます」と言えるんです。そして、この前提があるからこそ、「(あなたにとって良い年でしたね、)おめでとうございます」と言えるのです。身内に不幸があっては、「おめでとうございます」と言えないのです。だから、年賀はがきを受け取らないし、出さないのです。

 

 

 

いかがだったでしょうか。

 

 

日本の正月でのみ、「おめでとうございます」という言葉に「おめでとうございます」という返事をするということをご存知でしたか?

 

これであなたも正月雑学マスターの一員ですね!!

 

ご家族にこの話をして自慢しちゃってください!!