なぜバスケやバレーボールをすると身長が伸びる?~低身長に悩むあなたへ~
こんばんは!!
とーまです。
みなさんは、自分の身長についてコンプレックスがありますか?
女性の場合は二律背反していて、高身長であれば小柄な同性を、小柄であれば高身長の同性を羨みます。
男性の場合は、多くの人が高身長になることを望みます。
しかし、なぜこれほどにも身長というものに差が生まれるのでしょうか。
今回は、この謎について説明していきたいと思います。
①遺伝
誰もが一度は、自分の身長や体型は遺伝によって決まるものだ、と思ったことがあると思います。
身長は遺伝による影響が強いという有力な説に、拍車をかけるような例をお話します。
これは、世界で最も背の高い男性と世界で最も背の低い男性の写真です。
(左:ダンギさん、54.6cm /右:スルタンさん、250cm)
これを科学的に証明しようとすると、遺伝や成長過程での奇形と説明するしかなさそうです。
また、確かに両親が高身長の子どもは高身長になる可能性が高いです。
しかし、その先天的な影響を被るのは20~25%だと言われています。
つまり、身長や体型の遺伝による影響は、成長過程の環境変化のような後天的な影響に比べて低いということです。
では他に、何が身体に影響を与えているのでしょうか。
②生活
後天的な作用は様々ありますが、それはひとえに「生活」というくくりで説明ができます。
後天的に身長が高くなる人の特徴は、2つあります。
1.成長ホルモンの出る22~2時の間に就寝している
2.重力を強く受ける生活を日常的にしている
1については分泌されるホルモンの内容ですから、おそらく皆さんご存知だと思うので、説明は割愛します。
2の「重力」については知らない方もおられるのではないかと思うので、説明します。
簡単にわかりやすく説明すると、ジャンプなど重力を強く受ける生活・運動を日常的にしている人は「背が高く」なります。
骨の特性として、「骨吸収」と「骨形成」というものがあります。
これはつまり、骨は砕けたところにカルシウムなどの骨の形成に必要な成分を集めるということです。
骨折した部分の骨は、完治すると丈夫になるというのはこの骨の特性があるからです。
ジャンプにおいても同様のことが言えます。
ジャンプをすると、主に膝の骨が微細に砕けます。(骨吸収)
身体はその反応を受けて、そこの骨の修復を試みます。(骨形成)
これを連続して行う、つまり日常的によくジャンプをする人は身長が高くなる傾向にあります。
スポーツ選手を思い浮かべると、わかりやすいと思います。
バスケットボール選手やバレーボール選手は、背の高い人が多いですよね。
サッカーだとセンターバックやセンターフォワードの選手に背の高い人が集中していますね。
ちなみに、サウジアラビア戦でゴールを決めた「冨安選手」は188cmのセンターバックです。
ただ、フィギュアスケート選手やスキージャンプの選手などは例外です。
なぜなら、スケートの場合は着地する時のかかとや足首で骨吸収が行われ、
スキージャンプの場合は風を詠んで飛距離をかせぐ競技で、そもそも肉体的なジャンプではないからです。
いかがでしたか。
もし仮に、あなたが低身長で悩んでいるのであれば、ぜひジャンプをたくさんして強い重力を受けてみてください。
そうすることで、骨吸収と骨形成が行われ続け、身長が少しでも高くなるかもしれません。
小学生のお子様がいらっしゃる方は、是非子どもに教えてあげてください。
⚠万が一ジャンプのしすぎで骨折をされたとしても、こちらでは一切対応しません。
よろしくおねがいします。