日本でベーシックインカムが導入されたらどうなる?
こんにちは。
とーまです。
今回は、ベーシックインカムについての投稿です。
ベーシックインカムを完結に説明すると、その国家に属する全国民に月々一定の金額(7~8万円)を給付する社会制度です。
そもそも、なぜこの制度について様々な議論が交わされるようになったのか。
お隣の中国では「セブンポケッツ」という考え方があります。
つまり、収入源を7つ創るということです。
しかし、日本ではそのような考え方をしている人やそれを実現できている人はずっと少ないです。
日本人の生活のフローは、このようになっています。
労働ー所得ー生活
この図を説明すると、生活をするためには労働して所得を得なければならないという考え方です。
しかし、ぼくはこれまでのブログ記事にこのようなデータを取り上げています。
「自立して生活できない人に対して、国家や他者は援助する必要がある」
という質問に対して、日本では「No」と答えた割合が39%と世界トップです。
つまり、自己犠牲を容認する人が日本人の39%に登るということです。
つまり、自立した生活ができない人は、先程の図においてこうなります。
労働|所得ー生活
彼らは何らかの理由で労働できない状況に陥ってしまい、しかし生活を続けるためには一定の収入がなければなりません。
その打開策の一つとして、ベーシックインカムは取り上げられています。
ベーシックインカムが導入されれば、自立した生活が困難な日本国民にも生活するために必要な収入の一部が給付されるということになります。
つまりベーシックインカムは、ワーキングプアーを保護するための制度と言えます。
しかし、日本で実現することは可能なのでしょうか。
かつて民主党が実施した「子ども手当(児童手当)」という給付制度があります。
これ、現在も成功していますか?
当初は給付に誰もが拍手喝采していたかも知れませんが、近年その言葉も聞かなくなりました。
みなにわからないように、少しずつ自民党がその役割を変えていったのです。
思い出してください。
日本で犠牲を容認する人の割合、何%でしたか?
その日本国民の中には、当然国会議員も含まれているのですよ。
みなさんも、国会で寝ている議員を見たことありますよね?
あの人達が、本当に日本を良くしようと思いますか?
残念ながら、僕にはそうは思えません。
最近では、「妊婦税/妊娠税」なるものが導入されようと話題になっていて、それについての賛否両論があります。
日本の人口減少を懸念している日本政府は、妊婦や医療、子どもに税金を投資して支えていく必要があるとしています。
しかし現実はどうでしょう?
その日本社会に大きく貢献しようとしているその妊婦さんから、あまつさえ税金を払ってもらおうとしているのですよ?
かく言うぼくも、まだまだ妊婦税についての情報は少ないのでこれからも勉強していく必要はありますが、日本政府のこの意向はさすがに言行齟齬と言わざるを得ません。
その中で僕たちは、ベーシックインカムを導入しようとしているのです。
「導入すればいいじゃん」、と簡単に言うインフルエンサーの方々が何人もいますが、よくそんな簡単に言えるな~と思ってしまいます。
しかも彼らの多くは、資本家として優位に立っています。
金持ちの遊びといいますか、高みの見物といいますか、とりあえずそう言っているだけで周りに人が集まってくるのですから、本当にいいご身分だな~と思ってしまいますね。
ただ、彼らがベーシックインカムを導入すべきだとしているのは、こういう理由があると推測します。
何度もこの図を使っていますが、
労働―収入―生活
というのがこれまで当たり前だったことが一転して、
労働|収入―生活
と、ある程度自立した生活ができる人たちは、収入のための労働をしなくて良い状況になるわけです。
つまり、ここから何が言えるか。
こうなると思います。
↓
自分の本当にやりたいことができるようになる
↓
働き先に辞表届
これがいろいろな業界・企業で起こり
ブラック企業の規模縮小
↓
倒産
となって、日本からブラック企業は根絶に近い状況に生まれ変わると思います。
一方で、そんな最中でも生き残れる企業は、クリエイティブな企業でしょう。
自分のために生きられるようになった彼らは、労働奴隷から開放され、自分が生涯を通して実現したかったことに性を出すようになります。
一定の収入があれば、会社をやめて余った時間を自己実現のための投資に使えるわけです。
このような一連のフローがあることを、BIに賛成なインフルエンサーは示唆しているのだと思います。
どうでしたか。
ベーシックインカムについて知らなかった方も、現状や導入後の展望についてなんとなく理解できたと思います。
僕はいろいろな角度から題について考察しているので、ある意味メタ認知に近いパラダイムを見ることができていると思います。
興味があったら、みなさんもBIについて研究してみてください。