賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

ファクトフルネス⑨~第六の本能:パターン化本能~

こんにちは、とーまです。

 

 

ここ数日、特に花粉の症状がひどくなってきました。。。

この時期の僕は、本当に死んでいます。毎日辛いです。

 

 

 

 

さて、今回で9回目となりました弊ブログでの著書『ファクトフルネス』の共有。

 

 

いよいよ折り返し地点を超えて、今日は「10の本能」のうちの6つ目の本能「パターン化本能」になります。

 

 

 

これまで弊ブログでは、

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・分断本能

・ネガティブ本能

・直線本能

・恐怖本能

・過大視本能

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の5つの本能を共有してきました。

 

 

 

これらの本能を含めた「10の本能」は、現代人のほとんどに染み付いている「思い込み」です。

 

これらの思い込みにより、現代人は「世界の貧困」や「データ」を正しく理解できていないと、『ファクトフルネス』の著者ハンス氏は綴っています。

 

 

またそれを証明する調査結果として、本書や弊ブログ「ファクトフルネス①」でも紹介している「貧困に関する13問の選択問題」というものがあります。

 

 

1万2000人に調査した結果、人間の平均正解率は約12%でした。

 

 

この結果は、チンパンジーの正解率(33.3%)を大きく下回る結果となりました。

(13の問題は全て3択問題となっている)

 

 

 

そして、このような結果となってしまった理由が、現代人には「10の本能(思い込み)」があるからだと、ハンス氏は言います。

 

 

 

一方でそれはつまり、これらを正すことによって正しい世界を見ることができるようになるということを意味しているとも思います。

 

 

 

弊ブログは、その「思い込み」を改善するために『ファクトフルネス』の共有をしています。

 

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皆さんに、正しい世界の見方をしていただきたいと

豊かな未来を過ごしてほしいと

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そう心から願っております。

 

 

 

 

それでは、そろそろ本題に入っていきましょう。

 

 

 

 

第六の本能:パターン化本能

~「ひとつの例が全てに当てはまる」という思い込み~

 

 

 

皆さんは、このような思い込みをしたことがありませんか?

 

「種族が違えば習慣が違う」

 

 

これはある意味正しいことでもあり、間違ったことでもあります。

 

 

 

パターン化することで、人間の思考回路は仕組み化され、作業効率は圧倒的に上がります。

 

例えば、新聞がそうでしょう。

 

スポーツや経済、テクノロジーや政治など、

彼らが記事にするものは、ほぼ決まっています。

 

 

なぜなら、その方が情報伝達は早く、手段としては効率が良いからです。

 

 

しかし、これが誤解を生み出してしまうのです。

 

 

 

 

例えば「人種」と「習慣」の問題。

 

 

殆どの場合「種族が違えば習慣(価値観・考え方)は違う」というパターン化は正しい。

 

 

その中でもわかりやすいのは、日本と韓国が犬猿の仲という「イメージ」だろう。

 

 

日本メディアは頻繁に韓国のことを報じ、彼らの悪事や誤った発言だけ抜粋し、間違った情報を世間に伝えている。(ことわっておくが、僕は韓国を支持しているわけでもなく、また日本の正当性を訴えかけているわけでもない)

 

 

そう、事件はあくまで「一個人」や「一部少数」が犯したミスであることが多い。

(最近では、オリンピック大臣の池江選手に対する発言が炎上騒動になっている)

 

 

それにもかかわらず、メディアはそれ(一個人のミス)があたかも「韓国の出来事」であるかのように報じている

 

 

 

これに関して断言しよう。

 

 

「その思い込みは間違いだ!」

 

 

 

実際、韓国のIT化は日本より確実に進んでいるし、医療を含めたテクノロジーの進歩も目覚ましい。

 

 

それを我々日本国民が知らないということは、メディアが韓国の情勢を正しく報じていないということだ。

 

 

また、皆さんの中には「韓国人は日本人が嫌い」であったり、「日本人は韓国を毛嫌いしている」といった勝手なイメージを持っている人もいるのではないだろうか。

 

 

これに関しても「全くそんなことはない」と断言したい。

 

 

 

確かに、一定数そう考えている人はいるだろう。

 

 

竹島問題やスポーツの悪行など

 

ただ、このような「ひとつの例」だけで、右翼や左翼と分断(第一の本能―分断本能)され、勝手なイメージを浮かび上がらせてしまっている。

 

 

 

しかし、全くそんなことはない。

 

 

特に韓国の若者は、日本の文化を素晴らしいと言ってくれているし、韓国の観光客も頻繁に見かけるようになっている。

韓国人に人気な観光・旅行地の第一位に「日本・大阪」が選ばれているほどだ。

 

逆に日本も、海外旅行先として「韓国・ソウル」が一位に選ばれている。

 

 

これは旅行サイト「エクスペディア」が分析したれっきとしたデータであり、メディアが視聴率を上げるために報道している間違った捉え方をしたニュースとでは、その信用性は歴然だ。

 

 

 

このように「思い込み」ではなく「正しい事実」だけを抜粋してインプットする能力が、2000年以降の「情報社会」では必須になる。

 

 

なぜなら20年前と現在とでは、その情報量の差は530にも及ぶとされているからだ。

 

 

要するに、この社会には「正しい情報」が増えた分「間違った情報」も増えているということだ。

 

 

 

よく考えてみてほしい。

 

 

皆さんが「ディナーをしたい」と思ってネットで検索した際、どのくらいのお店がヒットするだろうか。

 

 

少なくとも1000万件はヒットするだろう。

 

 

その中からあなたは「たった一店舗」を選ばなければならない。

 

 

正直言って、無謀だ。

 

 

 

だからみな「上位検索」で「高評価」のお店と選択肢を減らしてから、選ぼうとする。

 

逆にお店側はそれを知っているから、ネットで上位検索になるよう「SEO対策」をしたり、「顧客満足度」を高めるような良いサービスを心がけようとしたりする。

 

 

しかし、そのデータだって必ずしも信用はできない。

 

なぜなら「上位検索」はコストをかければ叶えられるし、「高評価」もお店の従業員が友達にお願いをすれば偽ることだってできる。

 

 

 

本当に質のいいお店はほとんど「会員制」となっていて、質の悪い客をお断りしている。

 

その会員になるためには、誰かからの紹介が必要となる。

 

 

だからこそ、近年「信用経済(人とのつながり)」が大切だと言われているのだ。

 

 

私たちは、この情報が溢れる社会の中で「ホンモノを見る目」を養わなければならない。

 

 

そういう意味で、この『ファクトフルネス』という本はそのきっかけづくりとなっているし、弊ブログ「Pooror 0 Project」もその支えになっていると僕は信じている。

 

 

 

「正しい情報を得る能力」

 

 

その力を、弊ブログで養ってほしい。

 

 

僕はそう願っている。