4年目以降に突入できる大卒新卒社員の数は? ~ゆとり世代は耐久力がないのか / それともクリエイティブなのか~
おはようございます。とーまです。
この記事は、昨夜の12頃に書いています。
さっきまでインターン研修を8時間受けて、その後あるプロジェクトのミーティングに2時間参加していました。
すでに身体は疲弊しているのに、研修先の商材テストの勉強とプロジェクトで与えられた自分のタスクとをこれから熟さなければなりません。
そんな中で、ぼくはいまブログを書いています。
また面白い内容を思いついてしまったので、書くしかありませんw
その内容は、「3日、3ヶ月、3年の法則」です。
この日数は、新卒社員が最も会社を辞めるとされる日にちです。
ただ、逆に言えば「最初の3日間を頑張れば、3ヶ月は頑張れる」ということですし、「最初の3ヶ月を頑張れば、3年は頑張れる」ということになります。
しかし、「ゆとり世代」は根性がないと団塊の世代が言うことも一利あって、企業では離職率問題というのが非常に問題になっています。
この命題に関して、僕は真だとも偽だとも思います。
その理由は、日本での終身雇用体制が崩壊し、生活をするための収入を得るための労働ということについての考えが見直され始めているからです。
これを訴えかけているのが、多くのネットインフルエンサーです。
自分の進路や人生に多様な選択肢を持つそんなクリエイティブさは、今後の日本にとって長い目で見ると良い影響を与えるかも知れません。
ただ、短期的な影響として「離職」という問題が表出化しているのは事実です。
平成27年3月新規学卒就職者うち大学卒(短大卒は含まない)の離職率について、厚生労働省はこのようなデータを出しています。
<平成27年3月新規学卒就職者うち大学卒(短大卒は含まない)の離職率>
・1年目 : 11.9%
・2年目 : 10.4%
・3年目 : 9.5%
=31.8%(3年以内に離職する大卒者)・・・・・・・・・・・①
余談ですが、同年卒で中卒新規学卒就職者の離職率は、64.1%です。
これを比べると、大卒の離職率は可愛いもののように見えますが、そもそも分母(新規学卒就職者の数)が全然違います。
文部科学省の2018年度における「卒業生の就職者の割合」を比べると、
中卒就職率 : 0.2%
大卒就職率 : 77.1%・・・・・・・・・・・・・・・・・・②
となっています。
話を戻しますと、この31.8%という数値とその年の新規大卒就職者の数から「4年目以降へと就業期間を突入できる新規大卒社員の数」を算出してみたいと思います。
文部科学省の平成26年度の大学生の数(約286万人)から、それ以前の減少率を考慮して考えると、平成27年度の大学生の数は約284万人だと推定されます。
また、新卒で就職の対象となる4年生の数は他学年と同じ比率であるとすると、
日本の大学4年生の数 = 284万/4
=約71万人
そして、そのうち就職という進路を取る人たちは、②より、
新規学卒で就職する大学生の数 = 71万人×77.1/100
=約55万人
そして最後、新規学卒で4年目に突入できる新卒社員の数は、①より
新卒で4年目以降に突入できる大卒の新卒社員の数 = 55万人×68.2/100
=約37.5万人
よって、「4年目以降に突入できる大卒の新卒社員の数」は「約37.5万人」ということがわかりました!!!
この優良な学生に企業が出会える確率は、
(37.5万/77.1万)×100 = 48.6%
つまり、企業が自社の有望株になりうる人材を確保できる確立は、半分以下なんですよ!!!
めちゃくちゃ希少ですよね。
しかし、この人達を企業の採用担当は求め奪い合っているのです。
まるで、恋人を探しているかのように。。。。