賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

気をつけてください!!~ネットビジネスは上手くいきません~

こんにちは!とーまです。

 

 

働き方改革社畜が謳われ始めてから、副業としてネットビジネスなどに参入する人が増えています。僕も副業を始めて数ヶ月が経ちますが、副業は専業並みに時間と労力を必要とします。しかも、お金を稼ぐことはできますが、それは短期的・一時的なもので何年も連続して売り上げることはできませんし、営業やマーケティングのスキルなど社会で今後も使えるようなスキルは一切身につきません

しかも、TwitterSNSで回ってくる「副業で稼げます」という謳い文句は、多くがネットワークビジネスMLMマルチ商法ネズミ講といった、そのビジネスを立ち上げた人しか儲からない仕組みのビジネスであることがほとんどです。そもそも、プロフィールなどに月収〇〇円と示していても、それは真か偽かわかりませんし、僕の経験上集客や自分の収入アップのためになされていることが99%です。特に危険なのが、そういったビジネスの知識のない「高校生」や「大学生」などの若い世代です。なぜ危険かと言うと、彼らは自分が簡単に稼げるという方法を模索し、彼らの術中にハマりやすい性質があるからです。

 
そこで今回は、副業に関しての厳しい現実を、筆者の経験を交わえながら読者の皆さまがこういったビジネスの勧誘から回避していけるように紹介をしていきたいと思います。

 

[1:MLM]

 

あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、MLMは「マルチレベルマーケティング」という手法で、平成以前から存在するネットワークビジネスの手法です。このビジネスは、言わば合法的なマルチ商法です。以下の画像がとてもわかり易いと思います。 

 

マルチ商法(連鎖販売取引)

MLMは会員紹介制のもので、一ヶ月に三人紹介したら〇〇円の報酬といった「紹介報酬制」と取っています。彼らの謳い文句は「紹介すればするだけ儲かるし、ビジネスを継続すればするほど儲かるよ」といった感じです。しかし、残念なことに、ここで儲かるのはMLMビジネスを始めた上層部の人だけです。つまり、後進で参入したところでほとんど儲かりません叶姉妹所ジョージはこのMLMを初期に初めて、いまでは月に何千万もの収入を得ています。叶姉妹をみれば特に分かるとは思いますが、あまりテレビに出ていないにもかかわらず、ものすごい高価な召し物をつけていますよね。こういった背景があるからなんですよ!

 

 

[2:物販]

 


 

特に努力や時間と等価交換になるのが、この「物品販売」です。僕も一時期このビジネスに参入していたのですが、売れるものは非常に限られますし、定価の6割で売れたら良い方というのが現実です。僕の友達にも物販をやっていたことがある人がいて、彼はアダルトグッツや携帯バッテリー、イヤホンなどしか売れないという市場調査をしながらそれらを収集し販売していたものの、160品販売してやっとこさ10万円を上回るくらいにしかなりません。絶望的な等価交換ですよね。中古がいま話題になっているという話も聞きますが、実際不動産と一緒で、日本では新品を買ったその瞬間から物の価値は下落します。値が下がりにくい東京で新築を買ったとしても、1年後にはその価値が5%ほど低下します。これが神奈川や千葉、埼玉になればその下落率は15%にも及ぶところがあります。それと一緒で、中古の商品は全くと言っていいほど音が付きません。僕もニンテンドー2DSとドラゴンクエストⅪを出品しましたが、買値18000円くらいだったと思いますが、1万円そこそこでしか売れませんでしたw

 

[3:ブログアフィリエイト]



 

SNSで特に脚光を浴びているのが、「ブログを使ったアフィリエイト事業」です。読者の多いブログの著者の記事に、企業が広告を掲載してもらい、そこから得た利益の一部が著者に回るといったものです。YouTuberの動画広告とほとんど一緒です。しかも、ブログのアフィリエイト収益は、半年継続してようやく目に見えた利益が出るくらいです。僕も去年の12月からブログを書くようになりましたが、ブログを書き続けることは非常に大変だとやってみて実感しましたし、何より読者を増やすのには非常に苦労しています。僕の場合、自分が書きたいことを書いているので、より読者を増やすのは難しいです。読者の需要に合わせてブログを書けと言われそうですが、僕は需要ありきの供給のもたらす社会の不合理さを感じているので、それはやりません。特に僕の場合、周りの人とは違った感性を持っていて、これまでもこれからもそういった自分にしかないモノのパラダイム(見方)を提供することのほうが、ただ読者を増やすためのブログよりも圧倒的に有益だと考えています。副業としてブログを選択するのは、リターンがかなり遅れてからやってくるということを頭の片隅においておいたほうが良さそうです。しかも、収益をあげるために読者をたくさん募るためのブログでは、おそらく読者は集まりません。ビジネス音楽で一世を風靡する歌手よりも、インディーズからコアなファンが付いているバンドのほうが長続きしているのと同様です。ブログで収益を上げたいのならば、収益のことは全く考えずに、ただ自分の信念に基づいた記事を書き続けることが良いと思います。

 

[4:おわりに]

 

いかがだったでしょうか。

 

副業は、ものによってはアルバイトや就業よりも、時間やスキルという面で効率が悪いものが多くあります。短期的に稼ぐことはできるかもしれませんが、日雇いバイトと一緒で、継続的な収入とはなりにくいです。「脱社畜論」が盛んになっている今日、未来に稼げるスキルを取得するほうが良いかもしれませんね。