賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

ファクトフルネス⑦~第四の本能:恐怖本能~

おはようございます、とーまです。

 

一昨日は人生初めてのツイキャスで、カラオケでの練習映像を公開しました!

カラオケの練習映像は、これからも公開していこうと思います。

最近は最高音が上がっている変声の時期なので、まだ空気の出し方を上手くコントロールできていませんが、よかったらツイートを遡って聴いてみてください。

 

 

さて、今回で著書『ファクトフルネス』の共有が7回目となりました。

 

 

これまで弊ブログでは

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・「分断本能」

(世界には金持ちと貧乏しかいないという思い込み)

・「ネガティブ本能」

(世界はどんどん悪くなっているという思い込み)

・「直線本能」

(世界の人口はひたすら増え続けるという思い込み)

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について、簡潔に説明してきました。

 

 

 

 

弊ブログでも共有していますが、著書『ファクトフルネス』では「世界の貧困についての13の問題」が出題されています。

 

これらは全て三択の問題となっていますが、1万2000人に調査した結果、人間の平均正解率は12%前後で、これはチンパンジーの正解率(33.3%)を下回る結果となっています。

 

これについて、本書の著者であるハンス氏は「現代人は思い込みをしていて、正しくデータを見られていない」と警鐘を鳴らしています。

 

 

そこで弊ブログでは

 

皆さんにその思い込み10の本能)を乗り越えていただき、正しい世界を見る力を養った上で新たな創造をしていただこうという願いのもと、『ファクトフルネス』の共有をしております。

 

 

それでは、そろそろ内容に入っていきましょう!

 

 

 

 

 

第四の本能:恐怖本能

~危険でないことを恐ろしいと考えてしまう思い込み~

 

 

人はみな、恐怖に包まれると判断力が鈍ります。

 

 

 

例えば、過去に戦争を経験したことのある人だったら、

突然なにか大きな音がしたら、

 

「敵軍が来たのか!逃げなきゃ!!」とか

「早く隠れなさい!!」とか

 

実際は全く関係のない音だったとしても、経験という「トラウマ」がそれを彷彿させてしまうことがあります。

 

 

 

そもそも「恐怖観念」というものは、自らの身を守るものとして生物には備わっています。

 

そうでないと、野生界では命取りになってしまいますからね。

 

 

 

では皆さんにとって、今のあなたにとっての「恐怖」は何ですか?

 

 

大学生であったら、卒業できるかどうか、ということかもしれません。

決算期の近い社会人の方だったら、書類の期日が迫っていることかもしれません。

 

 

大まかに恐怖は「身体的な危害」「拘束」「」の3つに集約されます。

 

 

弊ブログを閲覧してくださっている皆さんが抱える「恐怖」は、おそらく

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「ライオンに襲われること」だったり

「児童労働として114間も働かされること」であったり

「蜂に刺されることや蛇に噛まれること」であったり

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ではなかったと思います。

 

 

 

それは、我々が貧困レベル4最裕福国―貧困レベル1が最貧困)の暮らしが担保されているからです。

 

 

一方で、貧困レベル1・2にいる人たちには、今言った「3つの恐怖と例」を心配する必要、つまり生命的に恐怖を感じることは非常に理にかなっています。

 

 

例えば蛇に噛まれようものなら、遠くに行かなければ病院はないし、あっても多額の治療費がかかってしまいます。

 

だから、棒か蛇か見分けがつかなかった場合、大事を取って逃げるに越したことはありません。

 

 

彼らの恐怖心とは、「生命への恐怖心」なのです。

 

 

 

 

しかし、我々の多くはそれとは違った立場にいると思います。

 

 

 

 

せっかくなのでここで、世界の貧困についての問題を出題します。

 

 

問題:「自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年間でどう変わったでしょう?」

 

A. 2倍以上になった

B. あまり変わっていない

C. 半分以下になった

 

 

 

それではお考えください!!

 

 

 

 

 

 

 

答えが出ましたか?

 

 

 

それでは、正解発表です。

 

 

正解は、

 

 

C.半分以下になった」でした。

 

 

 

 

この問題の正解率は10%です。

あなたは見事正解することができましたか?

 

 

 

 

 

これほどまでに正解率が低いということは、「世界は良くなっていない」と考えている人が多いということです。

 

 

ただ、おそらくこのような回答に至ったのは、世界の人口が増えているからという考えがあったからだとも感じます。

 

 

 

しかし、自然災害による死亡者数は年々減っています。

 

これは事実です。

 

 

 

それは主に、医療やインフラが普及していること、つまり世界の多くの国々が「貧困」から脱出できているということが要因となっているようです。

 

 

先程の病院の例に戻すと、もし洪水などの被害で近くに病院がなかったり、治療費を払うお金がなかったら、死亡者数は増加しているはずですよね?

 

けれど実際には、自然災害による死亡者数は、100年前の半分以下となる25%にまで減少しています。

 

 

 

 

そして、この本能の説明でもやはり「メディア」の悪い影響力を示さざるを得ないデータがあります。

 

 

 

確かに自然災害などのニュースは、地球温暖化が進む影響で年々増えてきているかもしれません。

 

 

それでは、死亡事故が起きた旅客機の報道はどうでしょうか?

観たことがありますか?

 

 

もしかしたら、観たことがある人もいるかも知れません。

 

 

僕も観たことがあります。

 

 

 

2016年のデータでは、10機を除くほぼ100%の旅客機(4000万機)の旅客機が、死者を1人も出さずに到着しています。

 

 

 

しかしメディアが報道したのは、到着できなかった全体の0.000025%でしかないこの10機の方でした。

 

 

 

もし彼らが煽る「恐怖本能」に反応している人がいれば、

 

「私は僕は、飛行機に乗らない。だって墜落する可能性があるから。」

と答えるでしょう。

 

 

確かに、墜落しない可能性は100%と断言はできません。

 

 

しかしそれは、例えば

 

「牡蠣を食べたら食中毒になるから食べない」とか

「車に乗ったら事故るかもしれないから運転しない」とか

言っているようなものです。

 

 

そんなことを考えていたら、外に出たら蜂に刺されるかもしれませんし、動物園のオリが壊れる可能性だってあります。

 

 

 

つまり、メディアが煽る「恐怖本能」に左右されていては、私たちは何もできなくなってしまいます。

 

 

しかし、これらの思い込みをしている人は一定数います。

 

それは「視聴率」が物語っています。

 

 

つまりメディアは、「正しいことを伝えること」よりも「恐怖本能やネガティブ本能を煽って視聴率を上げること」を目的としていて、もはや本末転倒な状況に我々を追いやっています。

 

 

近年、なぜ「信用経済(人とのつながり)」が注目(厳密には最注目)されているかというと、

 

メディアや芸能人がテレビで紹介している商品よりも、

影響力のある人がおすすめしている商品のほうが信頼性が高いからです。

 

 

 

 

10の思い込み」に左右された人生を送っていると、盲目になり、このような正しい世界の見方ができなくなってしまいます。

 

 

 

だから僕は、弊ブログを通してその過ちを正し、皆さんに正しい世界の見方を養っていただきたくこのように共有しているのです。

 

 

 

影響には2種類あります。

 

外的影響」と「内的影響」です。

 

メディアは前者です。

 

 

しかし、これまで弊ブログを閲覧してくれた皆さまに、こう問いたい。

 

 

 

 

正しいのはメディアですか?

それともあなたですか?

 

 

 

ものの見方が正しければ、自信を持って「私です!」と答えられるはずです。

 

 

 

 

その力を養うためにも、弊ブログや著書『ファクトフルネス』を通して、その見方を養ってください。

 

 

 

そして今度はあなたが、盲目になっている周りの人に教えてあげてください。

 

 

それが今度は「あなたの影響力」となります。

 

 

 

それでは、今回はこの辺で~

 

 

今後とも弊ブログPooror 0 Projectをよろしくお願いいたします!

 

 

ではでは~~