賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

ファクトフルネス⑪~第八の本能:単純化本能~

おはようございます、とーまです。

 

今日もあいにくの曇りですね。。

 

僕は今日3時間半睡眠で、これからバンド練と成績表を取りに大学に行きます。

めちゃくちゃ眠いですw

 

でもその前に、ブログを更新して朝活しようと思います。

 

 

 

弊ブログでは現在、著書『ファクトフルネス』の共有をしています。

なんと今回で、11回目を迎えています。

 

 

いつもご高覧くださり、誠にありがとうございます。

 

 

面白い事実として、この本には「人間はチンパンジーよりも世界の貧困について知らない」ということがわかる「13の質問」が取り上げられています。

 

また、弊ブログでもその問題を用意してあるので、気になる方は弊ブログの「ファクトフルネス①」をご覧ください。

https://blog.hatena.ne.jp/winterhorse25/winterhorse25.hatenadiary.jp/edit?entry=17680117126969228288

 

 

 

またこの著書では、現代人が陥る「10の本能(思い込み)」について警鐘が鳴らされており、これらによって多くの人は「世界の貧困」や「データ」を正しく見ることができていないとされています。

 

 

そこで弊ブログ「Poorer 0 Project」では現在、『ファクトフルネス』を通して皆さまにその「10の本能」を伝え、世界の貧困について正しく知ってもらおうと情報を共有しています。

 

 

「10の本能」を乗り越えることで、皆さんは世界を正しく見ることができます。

 

 

それはつまり、外的要因によって騙されることがなくなるということです。

 

日本には、粗悪なサービスが未だにたくさん出回っています。

 

 

これらを交わすためにも、この「10の本能」について知っておく必要があります。

 

 

 

それでは、内容に入っていきましょう!

 

 

 

 

 

 

第八の本能:単純化本能

~「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み~

 

 

弊ブログでも取り上げている「世界の貧困の13の問題(三択問題)」では、人間の正解率が約12%にとどまった一方、チンパンジーの正解率は33.3%(正解を選ぶ確率は1/3)と、人間を遥かに上回っているということが明らかになっている。

 

 

ちなみにこの問題の多くに答えられなかったは、何も一般の人達だけではない。

 

 

むしろ、専門家や知識人のほうが答えられていなかったからだ。

 

 

 

ものごとをシンプル(単純)に見ることで、私たちの理解は格段に早くなる。

 

しかし、その一方でその感覚に囚われすぎると、正しいものの見方ができなくなってしまう。

 

 

人々が世界を一つだけの切り口で見てしまうのには、大きく2つある。

 

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・政治思想

・専門知識

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がそれだ。

 

 

「政治思想」の一番わかりやすい例が「政党」だろう。

 

つまり「我々の考え方は正しい」という前提の元、彼らは活動を起こしている。

 

この凝り固まった考え方が「純化本能」のひとつとして挙げられている。

 

 

 

また「専門知識」とは、いわゆる「専門家(プロ)」や「活動家」がそうだろう。

 

「その道のプロ」と呼ばれる彼らは、たしかにその道では右に出るものはいないが、一度違う話題に飛ぶと全くと言っていいほど力を発揮できない。

 

専門外」という言葉がそれを示している。

 

これがもう一つの「純化本能」だ。

 

 

 

 

また、わかりやすい例として「トンカチとクギ」を紹介しよう。

 

子どもにトンカチをもたせると、どうしてもクギを叩きたくなるというあれだ。

 

「スキル(技術)」や「リソース(資源)」を手にすると、人間はそれを使って何ができるかを考えがちになる。

 

これが「単純化」の一番わかりやすい例だと思う。

 

 

 

さらに「単純化本能」の裏側の事実として、「キューバ」と「アメリカ」を比較することがある。

 

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キューバは、貧乏人の中でいちばん健康

アメリカは、金持ちの中でいちばん不健康

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この二項対立について、「キューバ」や「アメリカ」という単純な切り口しか持ち合わせていないと「キューバは貧しく、アメリカは金持ち」ということしか目に映らなくなってしまう。

 

実際、キューバ平均所得アメリカの1/4くらいにもかかわらず、子どもの生存率アメリカと同等くらいに高い

 

一方のアメリカの場合、アメリカ人の一人あたりの医療費は世界で最も高いにもかかわらず、平均寿命は世界で40番目となっている。

 

 

ここから、キューバが「貧乏人の中でいちばん健康」であることと、アメリカが「金持ちでいちばん不健康」という事実がわかる。

 

 

 

「単純化本能」は、ものごとをわかりやすくする一方で、そのものごとすら簡略化してしまうので事実に陰りを生んでしまうのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか。

 

 

 

 

 

「トンカチとクギ」の例は皆さまには特にわかりやすかったのではないでしょうか。

 

 

 

・スポーツをやっていたから身体に関わる仕事をする

・保育の学校に行ったから保育士になる

・理系に行ったから大学院に行く

 

 

こういった考えから「単純化本能」は、「宿命本能(第七の本能)」とも大きな関係があるということがわかります。

 

 

 

もちろん僕は、それが悪いと言っているわけではありません。

 

 

 

ただ、イノベーションが必要となっている現代にこの「単純化本能」を持ってきてしまうと、

 

「1+1=2」の式でしか表せなくなり、

 

何もシナジーが生まれないということが予想されます。

 

 

 

特に今の日本には「クリエイティブさ」が必要です。

 

「失われた20年(30年とも言われている)」で我々が失ったものは、想像以上に多いかもしれません。

 

 

しかしそんな過去は、これからの意識・行動次第でいくらでも変えてやることができます。

 

 

まずは私たちから、自分から変わることを意識しましょう。

 

 

 

そして自分の周りを、日本社会を、世界を共により良くしていきましょう!!

 

 

 

 

バタフライ効果」というものがあるくらいですから。

(気になる人は今すぐ調べてください)