ファクトフルネス⑫~第九の本能:犯人捜し本能~
こんばんは、とーまです。
皆様、今日も一日お疲れ様でした~
今日も僕はテレアポをやっていました。
話もなかなか上手くなってきて、少しずつ興味を持ってもらえる確率が増えてきました。
営業においても人生においても「機会損失」をしてはいけませんし、させてはいけません。
お客様目線にいかに立てるか。
これが、営業において最重要になると思います。
さて、今回で12回目となりました著書『ファクトフルネス』の共有。
「10の本能」について、少しずつ理解が進んできた頃だと思います。
未開拓の本能は、あと2つです!!!
ラストスパートですよ!!頑張ってください!!
第九の本能:犯人捜し本能
~「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み~
皆さんは物事がうまくいかなかった時、このように考えた経験はありませんか?
「誰かがわざと悪いことを仕組んだに違いない」
「メンヘラ」と呼ばれる人たちの多くは、この「誰かに見られている」という監視本能が膨張した「犯人捜し本能」を常日頃から感じてしまい、物事を肥大化してネガティブ(第二の本能:ネガティブ本能)に捉えてしまう傾向があります。
皆さんのイメージとしてわかりやすいのが、「ビジネスマン」や「ジャーナリスト」「ガイジン」と呼ばれる人たちでしょう。
僕も、いちビジネスマンとして歩み始めている中で「営業」と言うだけでかなり冷たい視線や声をひしひしと感じます。
そして、これこそが「犯人捜し本能」が可動している状態と言えます。
人はどうしても、自分の思い込みに合う悪者を探そうとしてしまう生き物です
例えば、カップルの問題によく挙げられるのが、
「彼氏が女と飲んだ」とか
「彼女が男と食事に行った」とか
といったものです。
本来なら他愛もない出来事のはずなのに、なぜか自分には良くない影響を及ぼすような気がしてならない。
こういった経緯からこの「犯人捜し本能」は、人に束縛本能さえ芽生えさせてしまいます。
「浮気されたら怖いから」と、自分の予防線のために愛する人を拘束してしまうのです。
またメディアについても、面白い事実があります。
本書や弊ブログの「ファクトフルネス①」でも出題している「貧困に関する13の問題(全て三択の問題)」に関して、人間の正解率はチンパンジーの正解率を大きく下回ったという結果については、これまで幾度となく説明してきました。
その調査中で『ファクトフルネス』の著者であるハンス氏は、「メディアの人間は絶対に誰も正解できないだろう」と嘲笑する声が上がったと言います。。
ハンス氏はこれに興味を抱き、実際にメディアの人間に試そうとしたそうです。
しかし、彼らはこぞって拒んだといいます。
もし仮に悪い結果となったら、彼らの「権威」が脅かされるからです。
僕は今日まで『ファクトフルネス』の共有をしていく中でも何度か、メディアが現実を映し出す鏡になれていない、というような説明をしてきました。
またその理由として、彼らはドラマチックさを売りにして視聴率のバトルを繰り広げているからだ、ということもテーブルに挙げてきました。
しかし逆を言えば、メディアは「演出家」としては非常に魅力があるというようにも取れます。
結局「情報社会」となった昨今では、メディアが正しいことを報じているかどうかよりも、私達自身がこの膨大な情報の中から正しい情報を探し出す能力をつけることのほうが、よほど重要になります。
メディアだって、20年前と比べて約530倍にもなっている情報量の中から、魅力のある演出を講じて視聴率を上げなければなりませんからw
そういう意味では、彼らも我々と同じ立ち位置にいるのかもしれませんね。
いかがでしたか?
何でもかんでも「メディアが悪い」の一点張りでは、あなたの情報を収集する能力は一向に付きません。
「他責」の人間から「自責」の人間へ
これがもしできるのであれば、あなたは一生成長し続けることができます。
「答えはいつも自分の中に」という言葉がありますよね。
それはつまり、課題や問題も自分の中にあるということを意味しています。
是非、メディアの情報に左右されず、自分の軸となるような価値観を身に付けていってください!