賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

IT未経験挑戦まで残り12日「黒人がなぜ建物への入場を拒否されたのか」

こんばんは。

IT未経験挑戦まで残り12日です。

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中国武漢では緊急事態宣言が解除され、

緊張感を保ちながら日常生活を戻そうと

歩みが進んでいます。

 

しかし最近心苦しいことに、

中国のショッピングセンターで黒人の方が

入場を拒否されるという事例が相次いでいます。

 

大学時代からフェアトレードなどを通して

貧困国や途上国の人々の生活を研究している

僕としては到底許しがたい行為であります。

 

しかしこのような発言こそが、

人種差別の第一歩になってしまうの

かもしれません。

 

なので今回は客観的に

中国でこのような事態が起こってしまう背景を

分析してみました。

 

 

人間の保守本能

 

コロナ前の経済はいわゆるグローバル経済で

開放的な貿易形態を構築してきました。

 

しかしこのサプライチェーン

コロナの影響により現在閉ざされており、

ヒトの移動もモノの移動も制限されています。

 

モノやヒトの行き来を制限する理由は、

コロナの感染拡大を防ぐためです。

 

またいわゆるソーシャルディスタンスを保つために

世界の国々で握手を含めた

フィジカルな接触を控えるなど

ヒトとの距離感を空けるようになりました。

 

これはつまり、仲の良い関係にある人達や

互いにコロナウイルスに感染しないようにと

他者を守るための行動でもあります。

 

ただ、この保守的な行動が一方的になることは

他者を守ることではなく

自分を守るための行動である

ということを意味します。

 

消費行動にも出ていますが、

人間は大きな危険性を感じると

保守的な行動をします。

 

それだけ大きな影響力や危機感を

世界各国がコロナに対して共通認識として

もっているということですね。

 

 

監視国家の中国

 

ニュースなどでも取り上げられていますが、

韓国や中国では国内の人々の行動を

位置情報システムなどを通して管理しています。

 

それによって感染者数を抑制させ、

また円滑な政策を取るためのビッグデータ

蓄積しています。

 

ちなみに中国は2020年を目処に

AIによる信用社会を確立しようとしています。

 

これは当時国家主席だった江沢民が、

1995年にテクノロジーを利用した

社会監視システムを

思い描いたことが起因とされています。

 

つまり政府側の意向を汲み取ると、

自国内で人々の行動を管理したいわけで、

管理できない人またはできなさそうな人に対しては

それ相応の措置を取るということでしょう。

 

その一端が垣間見えたのが、

今回の黒人消費者が入場できなかったという

差別問題として列挙したわけです。

 

 

さいごに

 

今回の人種差別的行動が

はたして故人の行動なのか政府の意向なのかは

正直わかりません。

 

管理できない人を入場させると、

ドアマンの信用点数が下がるからと

ドアマンが恐怖に縛られ管理されていることから

今回のような問題を起しているのかもしれません。

 

ミクロ的に見ると人種差別的行動に

見えるかもしれませんが、

マクロ的に見ればそうせざるを得ないような社会を

構築しようとしているようにも見えます。

 

どちらが正しいというのはありませんが、

メディアに報道されている表面的な話題に乗っかり

中国人を差別することも人種差別的行動であると

認識してください。

 

宇宙飛行士の毛利衛さんが、

宇宙から地球を見た際に

このような名言を残しました。

 

「地球には国境がない」

 

我々が目で見ているものは

情報の断面に過ぎないので、

自身の優れた頭で

いろいろな見方をしていってほしいです。

 

必ず違った見え方ができるはずです。