賢者への道ブログ

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IT未経験挑戦まで残り22日「年収600万円以下の人は地方に住むべき」

こんばんは。

IT未経験挑戦まで残り22日です。f:id:winterhorse25:20200414191535j:image

 

 

zoomが

3ヶ月間でユーザー数を「1000万→2億」にまで

急増させたということはニュースで

新しいと思いますが、硬性的な日本企業が

急激に「テレワーク」や「リモートワーク」に

移行しています。

 

しかし

厚生労働省主導でLINEが調査を行った結果では

テレワークの実施率は5.6%という結果に

とどまっています。

 

 

ただし、

この数値も正確だと言い切れないのも事実です。

 

LINEのユーザー数は

現在約8300万人にものぼり、そのうち回答したのがおよそ2400万人だとされています。

 

この回答者の中には

もちろん仕事していない学生もいるでしょうし、

ホテルや飲食業を含む小売業で現在働く人たち

(約1450万人)の数も含まれています。

 

統計学の観点からすると、

テレワークしようがない人たちの数も

回答者の分母に含まれてしまっている

ということです。

 

 

しかしながら長い目で考えると

テレワークを含める「オンライン化」は

教育や医療、企業などのあらゆるフェーズにおいて

主流になっていくと思います。

 

 

①コロナは資本主義社会にも感染

 

資本主義社会は

効率性を求めて都市部に産業を集中させ

それに伴う人の集中移動によって

これまで発展を遂げてきました。

 

しかし人類史2000年の歴史で

人間の最大の発明とされる「都市化」が

コロナウィルスによって現在急速に

崩壊しています。

 

そもそも

人口が集中していなければ

都市封鎖という言葉は生まれていないはずですし

オーバーシュートが起こる可能性も

それほど高くないはずです。

 

これらの言葉が飛び交っていることからも

我々は少なからず資本主義社会に生きているのだ

ということがわかります。

 

 

②都市化を防ぐオンライン化

 

そしてこんな最中でも、

東京大学はオンラインでの授業を開始しています。

 

面接やミーティングを

zoomで行っている企業や人も出てきています。

 

 

オンライン化できるところを

部分的にでも進めていかなければ

キャッシュフローなどの崩れるスピードを

抑制する方法はありません。

 

 

そしてこれは、

中期的に結果となってわかることだと思いますが

一箇所や都市に集まらなくても回せる仕事が

これだけあるんだということに気づくはずです。

 

日本マイクロソフトが調査した結果では、

会議をオンライン化することで

時間を27%短縮できるといいます。

 

先月まで転職活動をしていた僕も感じていますが、

オンラインで面接をすると

おおよそ50%の時間で済みます。

 

 

③オンライン化すれば仕事効率化&時短勤務

 

重要な判断が必要な会議が

73%の時間で済むようになるのであれば、

その他の普段の仕事はもっと時短できるはずです。

 

そうなれば、

単純計算でも就業時間は現在の7割で済むので

10時間勤務の方であれば

7時間の勤務時間で済みます。

 

さらに

オンラインですべての仕事が完結するのであれば、

オフィスを借りたり通勤する必要もなくなるので

それに伴う固定費や通勤費、通勤時間も

必要なくなります。

 

もちろん

それができない業種や業態もあると思いますが、

少なからずできる範囲はオンライン化したほうが

対人が必要な業務を効率化するためにも重要だと

感じます。

 

 

④年収600万以下なら地方に住むべき

 

企業によっては

「地域手当」というものがあります。

 

これは

物価が高い勤務地に出向いて働く雇用者に対して、

地方で働く社員と生活面で差が出ないように

整備されている福利厚生の一つです。

 

また統計局が出している「全国物価地域差指数」の平成28年のデータによると、

トップ東京都の104.4と最下位群馬県の95.9とでは

物価におよそ1.1倍もの差があります。

 

ちなみに東京で暮らす場合では、年収が600万円に

届かない人は貧しいとされています。

 

都内でも地域差や物価の差はあるものの、

国税庁が2018年9月に発表した

民間給与実態統計調査」では年収600万円を

超える労働者は19.9%(5人に1人の割合)なので

生活水準を考えれば5人に4人の人は都内で

暮らすことがデメリットにしかならないのです。

 

 

 

・さいごに

 

コロナウィルスのパンデミックを期に、

僕は経済のことを毎日虫のように調べて

勉強するようになっています。

 

そんな中で

改めて気付かされたことが「物価」です。

 

同じ600万円でも、

都内での暮らしと地方での暮らしとでは

かなりの差があります。

 

例えば

2000万円で一戸建てを立てようと考えていた時、

都内で建てるのと地方で建てるのとでは

建物の大きさや部屋の広さは全然違いますよね?

 

それに改めて気づかされた時、

テレワークが可能な仕事で600万円稼ぐのと、

都内で暮らすことが強いられる仕事で

600万円稼ぐのとでは

確かに暮らしのレベルが違うなと感じました。

 

またマクロ経済学の観点からすると、

経済を発展させる意味は

「生活水準を上げること」に起因しています。

 

しかし多くの人は、

「年収が上がれば生活水準が上がる」

という思考に陥り、中にはコロナショックの影響で支払いが滞る人もいます。

 

そもそも

「年収が上がれば生活水準が上がる」というのは

厳密には異なっていると思っていて、

「生活水準を上げるために年収を上げたい」

という考えから

「年収が上がったから生活水準を上げよう」

という思考に変換され、

表面的に「年収が上がれば生活水準が上がる」

と捉えられているのだと思います。

 

 

そうではなくて、同じ年収でも

「都内で暮らすか、地方で暮らすのか」

発想を転換するだけで生活水準は上がるのです。