賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

IT未経験挑戦まで残り13日「テレワークだけではない、オンライン講義問題」

こんばんは。

IT未経験挑戦まで残り13日です。

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WebexでK

大学の講師I氏とオンライン対談しました。

 

体格したいな僕は

卒業論文で「フェアトレード」について研究し、

彼女とはその時に知り合いました。

 

僕が連絡をした経緯としては以下の2点

 

①ポストコロナ時代に途上国の経済発展の知見が応用できるのではないか

 

②コロナによる大学の影響

 

 

 

ポストコロナ時代に途上国の経済発展の知見が応用できるのではないか

 

これをふと感じた理由としては、

コロナショックによって経済的に(貧困で)死ぬ人が

増えるのではないかと思ったからです。

 

フェアトレードを研究する上で、

途上国の経済状況や貧困状況を情報として

集めることが多かったので、

貧困国では病気による死だけではなく

貧困でも人が死んでいることを知っていました。

 

それについて話したところ、

二つの著書をおすすめされました。

 

貧困の終焉』ージェフリー・サックス

『傲慢な援助』ーウィリアム・イースタリー

 

ジェフリーは

途上国の開発には莫大な初期投資が必要とし、

ウィリアムは

そもそも効果ある援助をしているのか、

という二項対立な見解を互いに持っています。

 

またバングラデシュで現地調査をしていたI氏は、

「貯蓄と保険、融資」が必要だとしています。

 

ちなみに世界には銀行口座をもっていない人々が

約20億人いるそうです。

 

また貧しい人々が銀行に融資を受けに行っても、

返済能力の低さや融資にかかるコストなどを

加味するとやはり融資が受けられないことが

多いと言います。

 

ただこの問題に関しては、

IT産業が解決していけるのではないかという

見解もあるそうです。

 

詳細はまだ上記の2冊を読めていないので

また改めて共有したいと思います。

 

 

コロナによる大学の影響

 

僕は卒業してからもK大学と付き合いがあり、

Iゼミナールの後輩たちとイベントやったり

企画や準備を手伝ったりなど交流があります。

 

そんな彼らが今年の6月の学園祭に向けてきて

準備してきた企画は、コロナの影響で中止に

なってしまったと聞きました。

 

そしてこの議題で話をしていた時に、

ついでに大学の入学や講義の状況なども

聞いてみました。

 

企業と被雇用者の間では「テレワーク問題」が

挙げられていますが、

大学など教育機関と学生の間の「授業(講義)問題」も

やはりあるようです。

 

例えばA大学では、

学生に4ヶ月間無料でポケットWi-Fi

貸し出すがそれ以降の料金や違約金が出る場合は

個々人で支払うことが約束されているそうです。

 

しかしそれらを支払おうにも

彼らはアルバイト先が営業を自粛していたり、

一人暮らしで仕送りで極貧生活をしている人も

いるわけで全員に支払い能力があるとは

到底言えません。

 

ちなみにJASSOの平成29年のデータによると、

短大を含む大学生のうち奨学金を借りている学生が

全体の37.5%、2.7人に1人の割合で通っています。

 

 

オンライン講義の問題

 

オンライン講義の問題としては

先程あげた「ネット環境」の面が一つあります。

 

そもそも外出自粛が要請されている中、

Wi-Fiの環境が整う場所に出向くことは

あまり良しとされません。

 

必然的に自宅での学習を強いられるわけですが、

環境がない学生や経済的に厳しい学生は

その環境すら整わないわけです。

 

また講義の受講にあたり、

単位を大学側が学生に与えるわけですが

それにあたって文科省から

15回の講義が求められています。

 

そのために各講義でカリキュラムや方針を設定し

大学側に提出するわけですが、

ここでも受講者数や資料等などの面で

問題が出てきてしまいます。

 

教科書を利用するにも学生側は

入手する手立てがありませんし、

データ配布する場合はzoomなどを利用する場合

流出する可能性もあるわけです。

 

 

さいごに

 

テレワークの問題点としては、

移行できるかどうかは企業の大きさに

強く依存するということは

前回の記事でお伝えしました。

 

一方であまりメディアで報道されていませんが、

教育機関のオンライン講義の問題も

徐々に表出化し始めています。

 

義務教育の場合は家庭内で親が教育係、

しかも家事や仕事しながらという過酷さ。

 

人間がこれまで獲得してきた分業社会が

一気に崩壊していき、

すべてを最小組織で賄わなければならない

状況に苛まれています。

 

これからはそれによって生じる家庭問題や、

子どもの脳の発達や運動機能の発達の面で

短期的にも長期的にも支障が出てきそうです。