賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

IT未経験挑戦まで残り9日「メディアを利用した行政の『自粛圧』」

こんにちは。

IT未経験挑戦まで残り9日です。

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世界ではコロナウイルスの拡大を防ぐため

外出を強制的に禁止している国が多い中、

日本やスウェーデンの政策は諸国からも

一目置かれています。

 

政府は8割の外出減少を目標としていますが、

NTTドコモの位置情報システムなどを分析した

国立情報学研究所キヤノングローバル戦略研究所などのグループによると、

最も自粛している東京都や大阪府ですら

50~58%にとどまるなど、

益々の強化の必要性が伺えます。

 

そんな中で疑問に思う人もいるでしょうが、

報道記者がお店に詰め寄り

営業しているお店をニュースで報道するなど、

自粛していないお店を晒しものにしていることも

多々見受けられます。

 

国民の行政に対する支持率や信頼感がない

というマイナスの面を、

メディアという権力を行使して

その成果を上げようという考え方には

甚だ疑問を感じます。

 

緊急事態宣言は、営業自粛や外出自粛だったのではなかったのでしょうか。

 

 

行政が国民に自粛してほしい理由

 

日本の現在の法律では、都市封鎖やロックダウンを行うことは限りなく不可能に近いです。

 

なので行政は緊急事態宣言を発し、

外出自粛や営業自粛を呼びかけるしかないのです。

 

そもそもなぜ行政が自粛してほしいのかというと

3点あります。

ーーーーーーー

医療崩壊を防ぎながら

②感染スピードを緩やかにして

③その間に計画し対策を取りたいから

ーーーーーーー

 

感染のリスクは、

言わずもがな人の移動によって高まります。

 

すでに病院の受け入れ数にも限界がきているのに、これ以上増えると医療崩壊になりかねません。

 

なので感染者を増やさないように、

外出を最低限に留めたいのです。

 

 

国民の民主主義性が問われている

 

日本が強制的な政策を取れない理由は、

日本国が民主主義国家だからです。

 

いわば我々は誰が行政のリーダーになるのか、

というのを国民である我々自身で決めているので、「リーダーに責任を取れ」などとしている人には、まず自身の民主主義国家に属している責任感を

もっていただくしかありません。

 

もちろんリーダーには

リーダーシップを発揮してもらい、

選んでもらったという責任感をもって

業務に臨んでいただきたいですよね。

 

ただ今の

「自粛が先か、保証が先か」という状況は

「鶏が先か、卵が先か」という哲学的な状況と

かなりリンクしているので、

どちらが先ということはありません。

 

互いが互いを尊重し合い、信頼し合わなければ、

互いにとって望まない状況に陥る可能性は

高まっていきます。

 

 

さいごに

 

リーダーシップ論を語る上では、

それぞれの国家の政治体制を理解した上で

考えなければただの願望や押しつけに

終わってしまいます。

 

民主主義が間違っているという意見の人は、

中国のような監視国家になることを

臨んでいるのでしょうか。

 

「誰が得している、誰が損している」

という考えを巡らせるのではなく、

生活をより良くしていくためには

どうすればよいのかというのを自分なりに考え、

それを行動に移していくことが大切になります。

 

それは他者批判するのではなく、

有名人の活動に便乗するのでもないはずです。

 

灯台下暗しになりがちな今こそ、

今の自分を見つめ直すチャンスだと思います。

 

共にメディアに騙されないよう、

他者を敬い、自分に謙虚に生きていきましょう。