賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

10人に7人が困っている人を見捨てる日本人~日本人の貯金グセの原因~

こんにちは、とーまです。

 

いま僕は、神威がくぽの曲を聴きながらこのブログを書いています。

 

 

 

さて、昨日から始まった弊ブログ「Poorer 0 プロジェクト」

 

 

ここでは、「フェアトレード」や「倫理消費」についての内容を中心に書いていき、

アクセス数の伸びと比例して、

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フェアトレードの認知率の向上」

    及び

「倫理消費者の育成」

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を目標に運営しています。

 

それでは本論に入っていきましょう!

 

 

<目次>

1.日本人の10人に7人は困っている人を見捨てる

2.未来への漠然とした金銭的不安

3.変わる前近代と近代の貯金理由

4.おわりに

 

 

 

1.日本人の10人に7人は困っている人を見捨てる

 

 

世界の大きな目標として、SDGsというものがあります。

 

これは国連が2015年に採択したもので、2030年までに「貧困レベル1にある人達を0にしよう!」という目的の基で始まりました。

(ちなみに日本は貧困レベル4で最高位)

 

SDGsの浸透はいま、企業レベルにまで達しています。

 ーーーーー

| 国連  |

| ↓          |

| 各国政府|

| ↓          |

| 各自治体|

| ↓          |

 企業  

 ーーーーー

 

もちろん、企業の先には「(最終)消費者」と呼ばれる人たちがいます。

 

しかし、企業や政府がどれだけSDGsに取り組んでいても、

我々消費者がそれを知らなければ「SDGs」を達成させることができません。

 

そして残念なことに、世界的にも日本人は人助けをしないことで有名です。

下図をご覧ください。

 

この図は「困っている見知らぬ人を手助けをした人」の割合を、ギャラップ社が世界各国で分析して出したデータです。

 

2012年のこのデータによると、調査を受けた国の中で

・最も社会的援助を講じた人が多かった国は、アメリ

・最も社会的援助を講じなかった人が多かった国は、日本

 

という結果になりました。

 

つまりここから、

アメリカ人の10人に7人は人助けをしている一方で、

日本人は10人に3人しか人助けをしていないということがわかります。

 

 

この原因の一つとして、

日本人は自らを「貧しい」と思う人が多い傾向にあるということが挙げられます。

 

 

 

2.未来への漠然とした金銭的不安

 

 

要するに、多くの日本人が「未来への漠然的な(金銭的)不安」を強く抱いているということです。

これはおそらく、皆さんも強く感じることではないのでしょうか。

 

 

わかりやすく言えば、その最たる例が「貯金」です。

 

戦後間もない頃、日本政府にはお金がありませんでした。

そして政府は、復興の資金を募るために「高利子」を付けて国民に「預金」を呼びかけました。

それが余りあるレバレッジになって、日本の国民は「預金富豪」になり、さらに預金をするようになります。

しかしバブルが崩壊してから現在に至るまで、銀行預金の利子は低くなりつづけています

 

 

利子が低いということは、銀行や政府にはお金が有り余っているということを意味しています。

現に多くの小規模銀行は、その貸出先を見つけられずに次々と倒産していっています。

つまり日本には、過去に預金しすぎたせいでお金が有り余っているのです。

 

 

それにもかかわらず、日本人の預金グセは相変わらず治りません。

それどころか、2000年以降に生まれた子どもたちですら「預金」をする傾向にあります。

 

 

昨年のニュースで「キッザニア」についてのこんな報道がありました。

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「今やキッザニアは、世界16カ国にも及ぶほどの人気を博しています。

その中で今回、世界の子どもたちのある傾向に気が付きました。

それは、日本の子どもたちの「95」がキッズ(キッザニア専用の通貨)を預貯金しているということです。

これは世界的にも特殊で、中南米メキシコでは全員がその場で使い切るそうです。」

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ここからわかることは、

日本では子どもから大人までもが「貯金」をする傾向があり、それは世界的に見てもかなり強いということです。

 

 

では、なぜ日本人は貯金をするのか。

 

 

それは、「将来が不安だから」という言葉に尽きるでしょう。

 

 

 

3.変わる前近代と近代の貯金理由

 

終身雇用」が当然だった前近代とは違って、今の日本企業は一生涯の生活を保証してくれません。

おそらく、この遷移も多少なりとも関係しているのだと思います。

 

今までは「企業が定年まで雇用を保証してくれて、銀行の利子もそこそこ高く、しかも退職金まで出る」というのが当たり前だったと思います。

 

しかし今は「職場の流動性が上がり、銀行の利子はほぼ0、退職金なんか出してくれない。

だから、今から老後のことを考えて貯金をしなければならない。」

 

現代人は、こういう思考に至っていると思います。

 

つまり、「貯金思考」そのものは変わらずに、貯金する意味だけが変わっているのです。

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・前近代 :預けておくだけでお金持ちになれた

・近代  :終身雇用がなくなり退職金も出ず預金金利はほぼ0、そんな中で将来のことを考えたとき、今から貯金しておくしかない。

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これが、日本人が「貯金思考」であり、「未来に漠然とした不安を持ちがちである」ということの意味です。

 

 

僕は「お金を貯めること」や「お金を稼ぐこと」よりも「お金を稼ぎ続けられるスキルを身につけること」の方が圧倒的に大事だと思います。

現にそうなるべく、実業家の人とビジネスをしていますし。

 

 

4.おわりに

 

長々とここまで書いてきましたが、今回の記事から何を感じ取って欲しいかというと、

皆さんに「お金の使い方」ひいては「消費の仕方」を今一度考えてほしいということです。

 

我々は世界の中でもトップクラスに裕福な暮らしができていますし、実際お金もあります。

日本には現在「1000兆円」を超える借金があるとされていますが、一方で日本個々人の金融資産(貯金など)を合わせると「1400兆円」にも登るとされています。

 

加えて世界には、未だに「11.9$以下で生活している人たち(貧困レベル1)」が五万といます。

 

この現状を見てもまだ、自らを貧しいと思えますか?

 

 

ただ、日本人の多くがネガティブ思考になってしまう理由もわかります。

それは、メディアが「ネガティブ製造機」だからです。

 

 

この辺について、次回は投稿していきたいと思います。

楽しみにしていてくださいね!

 

それでは!