ファクトフルネス④~第一の本能:分断本能~
こんにちは~とーまですぅ
今日は3時からフェアトレードタウンの運営会議があります~
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さて、今回で著書『ファクトフルネス』に関する内容の共有が4回目となりました。
4回目の今回からは、現代人の持つ「10の本能」について、一記事あたり一つずつ紹介していきたいと思います。
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※10の本能とは、以下の10のことを指します。
・分断本能
・ネガティブ本能
・直線本能
・恐怖本能
・過大視本能
・パターン化本能
・宿命本能
・単純化本能
・犯人探し本能
・焦り本能
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皆さんの中でも、あ~私これに当てはまってるかもと感じた方がいるかも知れません。
10の本能はいわゆる「思い込み」で、これらによってデータや世界の貧困、その他情報を正しく見ることができていないと、いうふうに著者のハンス・ロスリング氏は警鐘を鳴らしています。
前々回、弊ブログ記事の「ファクトフルネス②」では、13の世界の貧困に関する問題を出題しました。
しかし全13題の正解率は約12%となり、これがチンパンジーの正解率(33.3%)を下回っているという結果になりました。
これに危機感を感じたハンス氏は、本書の出版などを通じて現代人のその盲目さ(思い込み)に警鐘を鳴らしている、という感じです。
余談が長くなってしまいましたねw
そろそろ本論に入っていきましょう!
1. 分断本能
「世界は分断されている」というのは思い込み
これはメディアの影響なのかもしれません。
ちょっとここで質問です。
以下の2つの文面、どちらがより伝わりやすいですか?
・「世界には極度の貧困層もいれば、億万長者もいる」
・「世界の大半は、少しずつだが良い暮らしを始めている」
少し考えてみてください。
・
・
・
いかがですか?
上の文の方が伝わりやすくありませんでしたか?
話を組み立てる際、二項対立たるものを提示したほうが強調性は増します。
どういうことかというと、
「貧乏グループ」や「お金持ちグループ」など「二極化」したほうが、人間のドラマチックなシーンに惹かれやすいという本能を刺激し、人々の記憶にも残りやすく、そうなると観る人が増えるので視聴率が上がります。
例えば天気のニュースでも、
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「今日は〇〇市で最高気温41℃を記録しました」とか
「△△郡では、今年最低となるマイナス20℃を観測しました」とか
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いちばん高いところといちばん低いところだけを抜粋して、報道する傾向にあると思います。
もちろんこれが悪いことと言っているわけではありません。
これによって、その日一日の服装の決定をサポートしようという面があると思います。
しかし、それは一方で問題なのです。
つまり、
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最低気温10℃と最高気温の20℃の間にも温度が存在し
急に変わることはなく徐々に変わっていっている
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という至極当然のことを考えなくなり、中間部分を見る能力が失われているのです。
換言すると、生産者と消費者にだけ目が言って、中間で流通を担う人たちをないがしろにしているようなものです。
人はしばしば「お金持ち」と「貧乏人」の二者で考える傾向にありますが、
「低所得者」「中所得者」「高所得者」で三分したとき、最も多い割合になるのは「中所得者」です。(世界の人口の75%)
これは「世界の貧困に関する13の問題」の一つとしても出題されています。
気になる方は、弊ブログ「ファクトフルネス②」をご高覧ください。
「豊かな国」と「貧しい国」というふうに、人は二分して考えます。
例えば、北アメリカやヨーロッパは豊かな国、アフリカには貧しい国が多い、というように。
けれど、思い出してみてください。
世界の75%の人たちは「中所得の国」で暮らしています。
それに、アフリカの中でもガーナやナイジェリア、ケニアは特に経済発展が目覚ましい。
皆さんの記憶の中には「植民地時代のアフリカ」が根強く残っていると思いますが、それは20年間アップデートされていない世界の知識です。
これをまずい、とハンス氏は警鐘を鳴らしているのです。
本当は超優良な投資先となるのに、多くの盲目な投資家がそのチャンスを逃しています。
「10の本能」がデータや世界を見る目を失わせ、それによりチャンスを失わせているのです。
しかし、ここまで読んでいただいた皆さまは「分断本能」に気づくことができ、今後の生活でより多くのチャンスを掴むことができるようになっていると思います。
世界やデータを正しく見る目を養うためにも、『ファクトフルネス』や弊ブログで多くの学びを得てくださいね!
それではまた次回~