賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

社会貢献企業と関わりたい~社会的価値の高い企業の特徴とは?

社会的価値の高い企業に務めたい。

http://tokyo-seikei.com/wp-content/uploads/2016/04/0b5a23200e0591cf82adea24baa3824f.jpgより引用) 

 

 

先日、僕は転職先に求める

企業の3条件について答えを出した。

 

 

キーワードは

「大学」

地方自治体」

SDGs

 

これは、自分の利己的な欲求から

結論づけたものではない。

 

 

 

僕にはこれといった

情熱的な目標がなかったということについて、前回の記事で説明した。

 

そして

目標の設定の仕方には2種類ある

ということについても説明してきた。

 

 

詳しくは、こちらをご覧ください

↓↓

https://blog.hatena.ne.jp/winterhorse25/winterhorse25.hatenadiary.jp/edit?entry=26006613394490123(「目標の設定の仕方」)

 

 

 

さて今回の記事はなぜ

「大学」「地方自治体」「SDGs」

と関わりの強い企業が、

社会的な価値が高いと言えるのか

について解説していく。

 

 

 

 

大学

 

不安定な社会において

いつの時代もどこの国でも

持っている不満を最初に社会にぶつけるのは

必ず「若者」だ。

 

そして

学校という若者の住む教育世界と

社会の中心となるビジネス世界

これら両極の最も近くに位置する若者は

「大学生」である。

 

企業は会社を経営していく上で、

もちろん永く続くことを望む。

 

しかし、時代によって

社会の価値観や需要は変動していくものだ。

 

2000年代以降は特に

時代の変革スピードが加速している。

 

つまり

需要の変動・移り変わりや

流行り廃りが活発に起こっているのだ。

 

企業はこの早い変化の兆しに

いち早く気づかなければ、

マーケットの争いで

優位に立つことができない。

 

 

永続に失敗してしまう。

 

 

例えば、

自分が就職した企業が

3年後に潰れてしまったとしたら、

それは自分が持っていたビジョンの達成の前に

ビジョンもろとも崩壊してしまった

ということと同じである。

 

だから

企業は社会の需要の変化について敏感で

価値観の変化にも柔軟に対応することのできる

そういった人たちと強く触れ合える

ポジションを取らなければならない。

 

それが、

大学と繋がっていることの重要性だ。

 

企業が「大学」という機関と相互関係になれば

大学生にとっては教育になり

就活の足がかりにもなるし、

これはお互いにとってメリットになる。

 

 

地方自治

 

ここでいう地方自治体とは

「都市」のことだ。

 

市町村と言えば、わかりやすいか。

 

都市とは、

ギリシア世界に「アゴラ」と呼ばれる

「集会」が出現した頃から考えられた

コミュニティの概念である。

 

これは非常に合理的な方法で、

人間は集まることで、

必ずどこかのコミュニティの話をする。

 

そしてその

非自覚的な問題意識の顕在化は、

コミュニティにおいて「意見」となる。

 

(別に話そうと思っていなかったが、

同僚4人とランチに出かけると

気づいたら会社の話をしていたりするあれだ)

 

 

この頃のコミュニティの存在意義は、

意見を集め市民活動を行うためのもの。

 

つまり

現代においての都市の存在意義も、

市民の意見を集め活動するもの

であるべきということだ。

 

しかし

現代では都市の

コミュニティとしての力は弱い。

 

おそらく

自分の暮らす市町村の人口よりも、

自分の支持するYouTuber

インスタグラマーのチャンネル登録者数や

フォロワー数の方をよく知っている。

 

 

情報社会のせいか、

灯台下暗しとなってしまっている。

 

遠くを知ろうとして

近くにある存在を忘れてしまっているのだ。

 

しかし

だからといってこの現実を

否定しているわけではない。

 

21世紀になってから

コミュニティの概念が変わっているのだ。

 

元来

リアルでしか存在し得ないコミュニティは

SNS世界で実現したのだ。

 

今では「コミュニティ3.0」ならぬ

概念まで発起し始めている。

 

そして僕は、

この「コミュニティ3.0」に注目して

「都市」の大切さに気づかされた。

 

 

どういうことか。

 

 

コミュニティ3.0とは、

既存のコミュニティに

外部の者が侵入することで

イノベーションが起こり

地域が活性化していくことを言う。

 

 

わかりやすいもので言えば、

ふるさと納税陸前高田の復興などがそうだ。

 

 

現代人に

「あなたが所属するコミュニティは

どこですか?」と聞いても、

自分の暮らす地域を答える人は少ない。

 

 

実は、あなたがこれに答えようと浮かんだ

そのコミュニティは、

あなたが強い帰属意識を持つ

コミュニティであり、

問題を発見する対象になる存在である。

 

例えば

この質問に「Twitter」と答えたのであれば、

あなたはSNS世界にいることの満足感を

強く感じており、

そこでどのような考えや価値観が

芽生えようとしているかの

兆しを見つけられるだろう。

 

 

 

地方と都市の二極を頭に浮かべてほしい。

 

 

都市というコミュニティへの帰属意識は、

地方に傾くほど高くなり

都市にいくほど低くなる。

 

 

この「都市への問題意識」が

日本全土で低くなっているせいで、

地方の問題は一向に解決に結びついていない。

 

これも灯台下暗しで、

自分の暮らしている地方の素晴らしさよりも

都市のなんとなくすごそう感に

魅力を感じる人が多いのだ。

 

 

ちなみに僕は、

日本社会が後退していっている理由を、

人口が最適化していないからだと考えている。

 

 

 

そんな僕は

フェアトレードタウンの運営をしていて、

自治体や企業の社長、大学の教授など

様々な分野の人が

集まって意見を交わし、

途上地域の貧困を助けるため

地域を活性化させるために

日々活動している。

 

 

人は、

どの時代もどの年代の人も

必ずどこかの都市に属する。

 

 

そして

自分の住む都市の市民活動に参加することは、社会的な自立を意味している。

 

 

たくさんの若者が

「自立のため」と

名義をうって都会へいくことは、

単に「親からの自立」であって

「社会的な自立」にはならない。

 

 

世界は人間が生み出した技術によって

急激な変化をしているが、

その一方で人間の本能の面は

100200年単位ではまず変わらない。

 

 

だから

義務教育で日本人は歴史を学ぶのであり、

10002000年前あるいはもっと

昔の時代から変わっていない部分こそが、

人間の本質的で不変的な部分なのだ。

 

 

AIが台頭してきている近年、

人間としての本質が問われてくる。

 

それを就活を通して

1年半以上考えて出してきた僕の答えが、

人間にとっての「都市」の大切さ

ということだ。

 

そして

企業が永続していくためには、

その人間の不変的な部分との

関わりを強めていくことが大切だと考え、

都市と連携の強い企業を

僕は転職先に求めている。

 

 

SDGs

 

SDGs」

というものをご存知だろうか?

 

これは国連が定めた世界の共通目標である。

詳しくは、ご自身で調べてみてください。

 

 

さて、

なぜこのSDGsに取り組む企業が強いのか。

 

キーワードは「株主」だ。

 

 

最近少しずつ聞くようになった

ESG投資」

 

これは

企業の社会貢献努力なるもので、

身近な言葉では「CSR」がそれに最も近い。

 

 

このSDGsに取り組む企業は

多くの株主から投資資金を集めることができ、事業の継続や改善、新規事業の開発など、

永続するための企業活動をしていきやすい。

 

 

僕は

私利私欲に溺れた

損得ベースの事業判断をする企業が嫌いだ。

 

それは、

その考えでは人を幸せにできないと

考えているからということも確かにあるが、

何よりも企業の持続可能性が低い

と考えているからだ。

 

自分のビジョンに対して

企業がその達成の前に倒れてしまっては、

自己実現もなにもない。

 

だから

SDGsに取り組む企業には魅力を感じるし、

自分がその事業に携わることが

自分の社会貢献欲求を満たしてくれる

と考える。

 

 

  

最後に

 

これらのすべての考えの始まりは、

僕が就活を始めた去年

201821日まで遡る。

 

 

このときから、

僕にはこれといったやりたいことがなかった。

 

ただ、ある時代のキーワードだけは

知っていた。

 

 

 

 

AI

 

 

 

 

瞬間的に僕は、

AIにはできない仕事をしようと思った。

 

それから4ヶ月の就職活動を経て、

僕は自分の大嫌いな「営業」の強い

営業商社への内定を承諾した。

 

 

そして就活が終わったあとも、

僕は就職活動ならぬ

人生活動を続けていた。

 

 

自分のことや社会のこと、

色々な物事や考え方を

知るための活動をたくさんしてきた。

 

その中で詐欺にもあった。

 

色々あって、今年4月に入社。

 

今月で5ヶ月目に入るが、

やはり僕は営業職には向いていない。

 

人にものを売るという行為が、

やっていていい気がしないのだ。

 

本当に相手が必要なモノならいいのだが、

商材は全くそういうものではない。

 

その影響もあって、

今の会社に入って転職しようと思ったことが、この4ヶ月で2回もある。

 

転職について考える中で、

僕は去年の就活で

AIに奪われない職業」を考えて

企業を探していたことについて、

かなり守りの思考をしてしまった

ということに気づいた。

 

 

そして、

新たに学ばなければならないと考えたのは

「人間の人間たる本質的な部分」

 

 

「哲学」や「主義・思想」が

まさにそれである。

 

 

それが今、

東洋哲学の書物をたくさん

読んでいることにつながる。

 

 

今回は

自分のキャリア形成のために、

人間の本質的な部分や

AI時代など様々な要因から逆算して、

自分が転職すべき企業を導き出した。

 

 

そしてこれからも

僕は人間の本質的な部分を

たくさん知っていくことになるだろう。

 

だからもしかしたら

また違った解を導き出すかもしれない。

 

 

ちなみに

僕が現職の営業を今すぐやめない理由は、

営業職に務めることで

得られるスキルが

営業力以外にもたくさんあることに

きづいたからだ。

 

 

そのことも、

まとまった考えができたら

記事にしていこうと思う。

 

 

https://blog.hatena.ne.jp/winterhorse25/winterhorse25.hatenadiary.jp/edit?entry=26006613394490123(「目標の設定の仕方」)