賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

日本に必要なアップデート~鳥類の進化から学べ!!~

こんにちは。とーまです。

 

今日はとても寒いですね。僕はいま、家でストーブもエアコンもつけずに、毛布にくるまりながらブログを書いています。そして、昨日アマゾンから届いた『日本進化論(落合陽一著)』を読みながら、「日本」や「人間」について考えています。そしてそれらについて考えている中で、現在に欠如していて未来に必要な能力について深く考えていました。

 

 

 

落合さんのこの著書の内容には「平成が終わる前に平成を理解し、そして今世界で何が起こっているか、日本にはこれからどのようなアップデートが必要になるのか」が、わかりやすく書かれています。

 

例えば、日本の社会保障費の内訳2/3が高齢者に使われていることが書かれています。日本の社会保障費の問題について、落合氏は「家族」を例に挙げて、「お父さんお母さんの稼ぎよりも、おじいちゃんおばあちゃんのための借金が上回っていて、子どもは雑草でも食べて過ごしなさい。と、半ば若者を見放している」と綴っています。

 

確かに資本主義の考え方そのものが、資本家や株主やオーナーが資本を得て残りのお金で庶民は暮らす、という実力やステータスの低い人達を見放すことを容認してしまっているようにも感じます。いまの与党も、高齢者のための政策を掲げれば支持が集まるということだけを考えて投票権を獲得しているので、もはや日本は「誰得」の社会かと言われれば「資本家と株主とオーナーと高齢者」と答えるしかなさそうです。

 

また、日本のステータスも世界から見ると格段に下がっています。例えば、一人あたりのGDPなんかは世界で27位、G7中だと6位(最下位のイタリアとの差も殆どない)に陥落しており、東南アジア諸国のすさまじい経済発展がある一方で、日本の平成は足踏みをしていました。また5年後には、確実に彼らに抜かれるという見方もされています。

 

このままでは、日本は衰退の一途をたどってしまいます。偶然にも先ほどTwitterで、僕のフォロワーの方が「『お前には空を飛ぶために両手をあきらめる覚悟があるか?鳥はこの交換を承知したのだ』という文章が書いてあるカードゲームのカードがある」というツイートをしていました。このツイートが僕にとって本当にタイムリーで、まさしくいま僕が表現したかったことを代弁してくれました。これが、いまの日本に必要な進化の覚悟だと思います。

 

つまり、いまの日本は、かつて鳥類が絶滅に瀕してしまう可能性があった状況に立たされているということです。あのとき「両腕」を「両翼」に交換したからこそいま鳥類は鳥類として現存しているわけで、一方で翼を生やさなかった鳥類たちは絶滅あるいは違う生物となって細々と現存するわけです。このあたりは生物進化論になってしまい、内容がややこしくなるので説明を省きます。

 

 

いかがでしたか?

 

まとめると、日本に与えられた選択肢は2つです。

 

両腕を抱えたまま地に落ちる」か「両翼を手に入れ再度高みを目指す」か。ここでいう両腕というのは、昭和から平成になるまでに生まれた古い慣習や法規制です。『日本進化論』でもこれらについて書かれています。これらのアップデート(両腕の両翼への交換)なしでは、日本は世界と戦っていけなくなり、それこそ翼をもがれた鳥のように地に落ちます。もはや、正解がなくなるという考え方が正解です。これからは、自分の行動を正解にしていかなければなりません。

 

古いその大きな船はもはや老朽化していて、氷山に当たろうものなら一瞬で崩れ去ります。その前に、その船の中で新たな船を自分や仲間とで作りあげてこの大海原に出て行かなければ、あなたも周りと共倒れになってしまいますよ。

 

自分と社会、どちらが正解かをあるいはどちらを正解にしたいかを考えて、これからの時間を使っていく必要がありそうです

 

https://www.amazon.co.jp/日本進化論-SB新書-落合-陽一/dp/4797399864/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1547093918&sr=8-1&keywords=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%80%B2%E5%8C%96%E8%AB%96