賢者への道ブログ

歴史から学ぶ賢者となり、未来を考える力を養う。

IT未経験挑戦まで残り27日「『桃太郎』から学ぶソーシャル・ビジネス」

こんばんは。

IT未経験挑戦まで残り27日です。

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僕は今年の目標として

ソーシャル・ビジネスを立ち上げようと

少しずつですが走り出しています。

 

 

ステークホルダー

 

現代の問題は、

原因が一つではなくいくつもの問題点があり

それを解決するには限られたステークホルダー

成し遂げることは難しいのです。

 

この「複雑な問題」を

あらゆるステークホルダーで解決していこう

というものがソーシャル・ビジネスです。

 

 

これだけ複雑化する

ソーシャル・ビジネスに関して、

とてもわかりやすい解説があったので

今回はそれを共有したいと思います。

 

 

 

・桃太郎理論

 

これは「吉野家」のCMOを務める田中安人氏が

自身の経営哲学に生かしているものです。

 

おとぎ話「桃太郎」を

知らない人はいないと思いますが、

概要をお伝えすると、

桃から生まれた桃太郎が、

イヌ・サル・キジを連れて

鬼ヶ島に鬼退治に行くという物語です。

https://www.youtube.com/watch?v=3k75rkB61Bk

 

この物語を、現実社会に置き換えて考えると

次のようになります。

 

ーーーーーーー

①鬼を退治する

ー「鬼」は村人に悪さをする「社会課題」

ー鬼を退治すれば、村人の生活は改善される

ーーーーーーー

②きびだんご

ーお金ではなく食べ物

ーお金で集まる仲間は、

  相手(社会課題)が強大だと逃げる

ーお金以外で集まる仲間には

  「Passion(情熱)」がある

ーーーーーーー

 

 

以上が田中氏が話した「桃太郎理論」の内容で、

そこから彼が伝えたいことは、

「村民を助ける」あるいは

「鬼退治に行く(する)」という

「社会課題の解決」で集まった仲間は、

「山を登る」「谷を超える」

「海を渡る」「鬼を倒す」などの

「困難に直面しても逃げない仲間」であると。

 

また経営においては

そういう「人材の確保をすべき」であり、

企業を選ぶ側も「そういう企業を選ぶべき」

としている。

 

 

・おとぎ話「桃太郎」から学べること

 

せっかくなので、

この物語をもう少し細分化した見方をして

ぜひあなたの生活や仕事にも

取り入れてほしいと願い、

ここからは僕の考察です。

 

上記に載せた動画を

観ていただければわかるのですが、

イヌ・サル・キジには

共通点と相違点とがあります。

 

まず「共通点」は

「きびだんご」をもらい仲間となった点。

 

次に相違点ですが、彼らはきびだんごを貰う前

各々初めは桃太郎の違う点に惹かれていたのです。

 

ーーーーーーーー

・イヌー桃太郎の刀

・サルー桃太郎の草鞋(わらじ)

・キジー桃太郎の掲げていたのぼり

ーーーーーーーー

 

つまり、

それぞれ出会った入り口やきっかけは違えども

同じ目標や目的のために

結成し戦っているわけです。

 

これを企業の経営活動に置き換えると、

企業のアピールポイントは様々であり

一方で志望して入社する仲間の入社理由や

会社との出会いは

それぞれバックグラウンドが違っていたり

魅力に見えている部分が違うわけです。

 

 

最後に「リーダー論」のお話になりますが、

桃太郎を含めて諸アニメのヒーローたちは

大きな敵を目の前にしても逃げ出したりせず、

沈着冷静に戦うことで周りを鼓舞します。

 

大きな敵を目の前にした時、

例えばお金で集まった人たちは

去っていくでしょうし、

リーダーシップが発揮できなければ

仲間は離れてしまします。

 

 

 

・さいごに

 

ヒーローが多種多様であるのと同様に、

それぞれの企業が取る方針や経営戦略も違います。

 

NECくら寿司

「新卒で年収1000万」を打ち出す

採用戦略を取っていますが、

これが効果的な戦略かどうかはわかりません。

 

しかし

企業が今回の「新型コロナウイルス」のような

大きな問題に直面したときに、

お金で集まった仲間はトップに

ついていくのだろうかという点に関しては、

「桃太郎理論」を考えると駄作に終わりそうだ。

 

特に現代のような

「複雑な社会課題」が露見している社会では、

一つや二つの策では

根本的な問題の解決にはならないのです。

 

ですから、

これは利益法人だろうが

NPO法人だろうがボランティアだろうが、

ステークホルダーが「ソーシャル・ビジネス」に

携わっていく必要があるのです。