ファクトフルネス⑨~第六の本能:パターン化本能~
こんにちは、とーまです。
ここ数日、特に花粉の症状がひどくなってきました。。。
この時期の僕は、本当に死んでいます。毎日辛いです。
さて、今回で9回目となりました弊ブログでの著書『ファクトフルネス』の共有。
いよいよ折り返し地点を超えて、今日は「10の本能」のうちの6つ目の本能「パターン化本能」になります。
これまで弊ブログでは、
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・分断本能
・ネガティブ本能
・直線本能
・恐怖本能
・過大視本能
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の5つの本能を共有してきました。
これらの本能を含めた「10の本能」は、現代人のほとんどに染み付いている「思い込み」です。
これらの思い込みにより、現代人は「世界の貧困」や「データ」を正しく理解できていないと、『ファクトフルネス』の著者ハンス氏は綴っています。
またそれを証明する調査結果として、本書や弊ブログ「ファクトフルネス①」でも紹介している「貧困に関する13問の選択問題」というものがあります。
1万2000人に調査した結果、人間の平均正解率は約12%でした。
この結果は、チンパンジーの正解率(33.3%)を大きく下回る結果となりました。
(13の問題は全て3択問題となっている)
そして、このような結果となってしまった理由が、現代人には「10の本能(思い込み)」があるからだと、ハンス氏は言います。
一方でそれはつまり、これらを正すことによって正しい世界を見ることができるようになるということを意味しているとも思います。
弊ブログは、その「思い込み」を改善するために『ファクトフルネス』の共有をしています。
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皆さんに、正しい世界の見方をしていただきたいと
豊かな未来を過ごしてほしいと
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そう心から願っております。
それでは、そろそろ本題に入っていきましょう。
第六の本能:パターン化本能
~「ひとつの例が全てに当てはまる」という思い込み~
皆さんは、このような思い込みをしたことがありませんか?
「種族が違えば習慣が違う」
これはある意味正しいことでもあり、間違ったことでもあります。
パターン化することで、人間の思考回路は仕組み化され、作業効率は圧倒的に上がります。
例えば、新聞がそうでしょう。
彼らが記事にするものは、ほぼ決まっています。
なぜなら、その方が情報伝達は早く、手段としては効率が良いからです。
しかし、これが誤解を生み出してしまうのです。
例えば「人種」と「習慣」の問題。
殆どの場合「種族が違えば習慣(価値観・考え方)は違う」というパターン化は正しい。
その中でもわかりやすいのは、日本と韓国が犬猿の仲という「イメージ」だろう。
日本メディアは頻繁に韓国のことを報じ、彼らの悪事や誤った発言だけを抜粋し、間違った情報を世間に伝えている。(ことわっておくが、僕は韓国を支持しているわけでもなく、また日本の正当性を訴えかけているわけでもない)
そう、事件はあくまで「一個人」や「一部少数」が犯したミスであることが多い。
(最近では、オリンピック大臣の池江選手に対する発言が炎上騒動になっている)
それにもかかわらず、メディアはそれ(一個人のミス)があたかも「韓国の出来事」であるかのように報じている
これに関して断言しよう。
「その思い込みは間違いだ!」
実際、韓国のIT化は日本より確実に進んでいるし、医療を含めたテクノロジーの進歩も目覚ましい。
それを我々日本国民が知らないということは、メディアが韓国の情勢を正しく報じていないということだ。
また、皆さんの中には「韓国人は日本人が嫌い」であったり、「日本人は韓国を毛嫌いしている」といった勝手なイメージを持っている人もいるのではないだろうか。
これに関しても「全くそんなことはない」と断言したい。
確かに、一定数そう考えている人はいるだろう。
竹島問題やスポーツの悪行など
ただ、このような「ひとつの例」だけで、右翼や左翼と分断(第一の本能―分断本能)され、勝手なイメージを浮かび上がらせてしまっている。
しかし、全くそんなことはない。
特に韓国の若者は、日本の文化を素晴らしいと言ってくれているし、韓国の観光客も頻繁に見かけるようになっている。
韓国人に人気な観光・旅行地の第一位に「日本・大阪」が選ばれているほどだ。
逆に日本も、海外旅行先として「韓国・ソウル」が一位に選ばれている。
これは旅行サイト「エクスペディア」が分析したれっきとしたデータであり、メディアが視聴率を上げるために報道している間違った捉え方をしたニュースとでは、その信用性は歴然だ。
このように「思い込み」ではなく「正しい事実」だけを抜粋してインプットする能力が、2000年以降の「情報社会」では必須になる。
なぜなら20年前と現在とでは、その情報量の差は約530倍にも及ぶとされているからだ。
要するに、この社会には「正しい情報」が増えた分「間違った情報」も増えているということだ。
よく考えてみてほしい。
皆さんが「ディナーをしたい」と思ってネットで検索した際、どのくらいのお店がヒットするだろうか。
少なくとも1000万件はヒットするだろう。
その中からあなたは「たった一店舗」を選ばなければならない。
正直言って、無謀だ。
だからみな「上位検索」で「高評価」のお店と選択肢を減らしてから、選ぼうとする。
逆にお店側はそれを知っているから、ネットで上位検索になるよう「SEO対策」をしたり、「顧客満足度」を高めるような良いサービスを心がけようとしたりする。
しかし、そのデータだって必ずしも信用はできない。
なぜなら「上位検索」はコストをかければ叶えられるし、「高評価」もお店の従業員が友達にお願いをすれば偽ることだってできる。
本当に質のいいお店はほとんど「会員制」となっていて、質の悪い客をお断りしている。
その会員になるためには、誰かからの紹介が必要となる。
だからこそ、近年「信用経済(人とのつながり)」が大切だと言われているのだ。
私たちは、この情報が溢れる社会の中で「ホンモノを見る目」を養わなければならない。
そういう意味で、この『ファクトフルネス』という本はそのきっかけづくりとなっているし、弊ブログ「Pooror 0 Project」もその支えになっていると僕は信じている。
「正しい情報を得る能力」
その力を、弊ブログで養ってほしい。
僕はそう願っている。
ファクトフルネス⑧~第五の本能:過大視本能~
こんばんは、とーまです。
今日はインターン研修の後、実業家の人たちと3時間のミーティングをしていました。
内定先でも実業家のコミュニティでもものすごく期待されていてとても嬉しいのですが、なんせ僕は成功体験が全く無いのでやはり不安ですし、なぜそれほど僕を高く評価しているのかと疑問に思っているくらいです。
最近は行動量が増えすぎていて、それに伴う結果も思考も全く追いつけていない状況です。
さてそんな現状報告はさておき、今回で『ファクトフルネス』の共有は8回目を迎え、人間が陥る「10の本能」についても「第五の本能」の共有に差し掛かっていて、今日がちょうど折り返し地点となります。
それでは早速、内容に入っていきましょう。
第五の本能:「過大視本能」
~「目の前の数字が一番重要だ」という思い込み~
過大視本能は、2種類の勘違いを生み出す。
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・数字をひとつだけ見て、「この数字はなんて大きいんだ」「なんて小さな数字なんだ」と誤ったデータの見方をしてしまうこと
・一つの実例を重要視しすぎてしまうこと
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過大視本能とネガティブ本能(以前に紹介)が合わさってしまった時、
我々の多くは人類の進歩を過小評価しがちになる。
世界の20%しか、最低限の暮らしに必要なものが手に入らないと思っている人は多い。
しかし実際には、
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・電気の普及率は 85%
・予防接種を受けられる子どもは 88%
・初等教育を修了する女子は 90%
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にも登っている。
そう
世界は、我々が思っているよりも明らかに良くなってきている。
しかし我々がその真実を知らないのは、メディアが「過大視本能」と「ネガティブ本能」に侵された報道をしているからである。
例えば、スウェーデンでは次の2つの事件が同日に起きていた。
・ある男が3人の子どもを持つ母親を斧で殺害
・狩猟中に40歳の男性が襲われ死亡
ここで、皆さんに考えてもらいたい。
メディアはどちらを大きく取り上げると思いますか?
それではお考えください。
・
・
・
答えは、、、
「クマの報道」です。
スウェーデンでは、女性がパートナーに殺される事件は30日に一度起きている。
一方で熊が人を殺すのは、100年に一度あるかないかの出来事。
本来ならメディアは、どちらを取り上げて改善を呼びかけるべきだろうか。
間違いなく前者であろう。
しかし「過大視本能」を持ったメディアは、「100年に一度」というパワーワードに翻弄され、女性が殺害された事件を一切報じなかったのだ。一切。
これは「過大視本能」が巻き起こしている事実であり、メディア文化の強い日本では特に危険視されている本能です。
「〇〇で売上NO.1」
「購入者の〇〇%が満足」
皆さんは、こんな広告やCMを見たことはありませんか?
この数字も、広告主が「大きな部分」だけを報じていて、どのような悪い点があったかなどは不透明におざなりにされている。
そうやって情報社会の中で、情報弱者はアクションを起こしている側に騙され続ける。
だから僕は、弊ブログを通してそのような悪に左右されないよう、皆さんに『ファクトフルネス』という著書の内容を共有しているのです。
思っている以上に、日本には詐欺商材がたくさん出回っています。
ネットワークビジネスがそうです。
知識や情報が正しく備わっていれば、あなたは騙されることはないでしょう。
そういう人材を作り出すために、弊ブログは運営されています。
是非弊ブログから正しい事実を学び、自分の人生を豊かにしていってください。
ファクトフルネス⑦~第四の本能:恐怖本能~
おはようございます、とーまです。
一昨日は人生初めてのツイキャスで、カラオケでの練習映像を公開しました!
カラオケの練習映像は、これからも公開していこうと思います。
最近は最高音が上がっている変声の時期なので、まだ空気の出し方を上手くコントロールできていませんが、よかったらツイートを遡って聴いてみてください。
さて、今回で著書『ファクトフルネス』の共有が7回目となりました。
これまで弊ブログでは
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・「分断本能」
(世界には金持ちと貧乏しかいないという思い込み)
・「ネガティブ本能」
(世界はどんどん悪くなっているという思い込み)
・「直線本能」
(世界の人口はひたすら増え続けるという思い込み)
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について、簡潔に説明してきました。
弊ブログでも共有していますが、著書『ファクトフルネス』では「世界の貧困についての13の問題」が出題されています。
これらは全て三択の問題となっていますが、1万2000人に調査した結果、人間の平均正解率は12%前後で、これはチンパンジーの正解率(33.3%)を下回る結果となっています。
これについて、本書の著者であるハンス氏は「現代人は思い込みをしていて、正しくデータを見られていない」と警鐘を鳴らしています。
そこで弊ブログでは
皆さんにその思い込み(10の本能)を乗り越えていただき、正しい世界を見る力を養った上で新たな創造をしていただこうという願いのもと、『ファクトフルネス』の共有をしております。
それでは、そろそろ内容に入っていきましょう!
第四の本能:恐怖本能
~危険でないことを恐ろしいと考えてしまう思い込み~
人はみな、恐怖に包まれると判断力が鈍ります。
例えば、過去に戦争を経験したことのある人だったら、
突然なにか大きな音がしたら、
「敵軍が来たのか!逃げなきゃ!!」とか
「早く隠れなさい!!」とか
実際は全く関係のない音だったとしても、経験という「トラウマ」がそれを彷彿させてしまうことがあります。
そもそも「恐怖観念」というものは、自らの身を守るものとして生物には備わっています。
そうでないと、野生界では命取りになってしまいますからね。
では皆さんにとって、今のあなたにとっての「恐怖」は何ですか?
大学生であったら、卒業できるかどうか、ということかもしれません。
決算期の近い社会人の方だったら、書類の期日が迫っていることかもしれません。
大まかに恐怖は「身体的な危害」「拘束」「毒」の3つに集約されます。
弊ブログを閲覧してくださっている皆さんが抱える「恐怖」は、おそらく
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「ライオンに襲われること」だったり
「児童労働として1日14間も働かされること」であったり
「蜂に刺されることや蛇に噛まれること」であったり
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ではなかったと思います。
それは、我々が貧困レベル4(最裕福国―貧困レベル1が最貧困)の暮らしが担保されているからです。
一方で、貧困レベル1・2にいる人たちには、今言った「3つの恐怖と例」を心配する必要、つまり生命的に恐怖を感じることは非常に理にかなっています。
例えば蛇に噛まれようものなら、遠くに行かなければ病院はないし、あっても多額の治療費がかかってしまいます。
だから、棒か蛇か見分けがつかなかった場合、大事を取って逃げるに越したことはありません。
彼らの恐怖心とは、「生命への恐怖心」なのです。
しかし、我々の多くはそれとは違った立場にいると思います。
せっかくなのでここで、世界の貧困についての問題を出題します。
問題:「自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年間でどう変わったでしょう?」
A. 2倍以上になった
B. あまり変わっていない
C. 半分以下になった
それではお考えください!!
・
・
・
答えが出ましたか?
それでは、正解発表です。
正解は、
「C.半分以下になった」でした。
この問題の正解率は10%です。
あなたは見事正解することができましたか?
これほどまでに正解率が低いということは、「世界は良くなっていない」と考えている人が多いということです。
ただ、おそらくこのような回答に至ったのは、世界の人口が増えているからという考えがあったからだとも感じます。
しかし、自然災害による死亡者数は年々減っています。
これは事実です。
それは主に、医療やインフラが普及していること、つまり世界の多くの国々が「貧困」から脱出できているということが要因となっているようです。
先程の病院の例に戻すと、もし洪水などの被害で近くに病院がなかったり、治療費を払うお金がなかったら、死亡者数は増加しているはずですよね?
けれど実際には、自然災害による死亡者数は、100年前の半分以下となる25%にまで減少しています。
そして、この本能の説明でもやはり「メディア」の悪い影響力を示さざるを得ないデータがあります。
確かに自然災害などのニュースは、地球温暖化が進む影響で年々増えてきているかもしれません。
それでは、死亡事故が起きた旅客機の報道はどうでしょうか?
観たことがありますか?
もしかしたら、観たことがある人もいるかも知れません。
僕も観たことがあります。
2016年のデータでは、10機を除くほぼ100%の旅客機(4000万機)の旅客機が、死者を1人も出さずに到着しています。
しかしメディアが報道したのは、到着できなかった全体の0.000025%でしかないこの10機の方でした。
もし彼らが煽る「恐怖本能」に反応している人がいれば、
「私は僕は、飛行機に乗らない。だって墜落する可能性があるから。」
と答えるでしょう。
確かに、墜落しない可能性は100%と断言はできません。
しかしそれは、例えば
「牡蠣を食べたら食中毒になるから食べない」とか
「車に乗ったら事故るかもしれないから運転しない」とか
言っているようなものです。
そんなことを考えていたら、外に出たら蜂に刺されるかもしれませんし、動物園のオリが壊れる可能性だってあります。
つまり、メディアが煽る「恐怖本能」に左右されていては、私たちは何もできなくなってしまいます。
しかし、これらの思い込みをしている人は一定数います。
それは「視聴率」が物語っています。
つまりメディアは、「正しいことを伝えること」よりも「恐怖本能やネガティブ本能を煽って視聴率を上げること」を目的としていて、もはや本末転倒な状況に我々を追いやっています。
近年、なぜ「信用経済(人とのつながり)」が注目(厳密には最注目)されているかというと、
メディアや芸能人がテレビで紹介している商品よりも、
影響力のある人がおすすめしている商品のほうが信頼性が高いからです。
「10の思い込み」に左右された人生を送っていると、盲目になり、このような正しい世界の見方ができなくなってしまいます。
だから僕は、弊ブログを通してその過ちを正し、皆さんに正しい世界の見方を養っていただきたくこのように共有しているのです。
影響には2種類あります。
「外的影響」と「内的影響」です。
メディアは前者です。
しかし、これまで弊ブログを閲覧してくれた皆さまに、こう問いたい。
正しいのはメディアですか?
それともあなたですか?
ものの見方が正しければ、自信を持って「私です!」と答えられるはずです。
その力を養うためにも、弊ブログや著書『ファクトフルネス』を通して、その見方を養ってください。
そして今度はあなたが、盲目になっている周りの人に教えてあげてください。
それが今度は「あなたの影響力」となります。
それでは、今回はこの辺で~
今後とも弊ブログ『Pooror 0 Project』をよろしくお願いいたします!
ではでは~~
ファクトフルネス⑥~第三の本能:直線本能~
こんにちは、とーまです。
昨日一昨日と、初めてのテレアポを経験しました。
時間を追うごとに少しずつ楽しくなってきて、トークの練習にもなるので非常にためになってます。
さて、今回で著書『ファクトフルネス』の共有は6回目となりました。
本書には、現代人が陥る「10の本能」について書かれています。
これまでに説明してきた
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第一の本能:分断本能
第二の本能:ネガティブ本能
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などを含め、
これらの本能は、世界の貧困やデータについて勝手な思い込みをしてしまい、正しい目で物事を見ることができなくなってしまうというものです。
弊ブログの「ファクトフルネス①」でも出題した「世界の貧困についての13問」では、人間の正解率(12%)がチンパンジーの正解率(33%)を下回っているという結果になりました。
これが、著者ハンス氏が「現代人はあまりにも思い込みを来たしている」と警鐘を鳴らしている理由であり、それが証明できる調査結果です。
そこで弊ブログでは、皆さまの思い込みを正しい見方に規制するべく『ファクトフルネス』の共有をしています。
記事は十数回に及ぶものとなりますが、著書の要約をしながら違った見方も提示しているので、短時間で深く学べることができると思います。
ではさっそく、内容に入っていきましょう!
第三の本能:「直線本能」
まず最初に、この問題を解いてみてください。
問題「15歳未満の子どもは、現在世界に約20億人います。国連の予測によると、2100年に子どもの数は約何人になるでしょう?」
A. 40億人
B. 30億人
C. 20億人
少し考えてみてください!
・
・
・
それでは、正解を見てみましょう。
正解は「C. 20億人」です!
もしC以外を選んでいたら、あなたには「直線本能」が根付いてしまっているかもしれません。
どういうことかというと、
仮に赤子が生まれてから半年で、身長が50cmから70cmに成長している時、
(X年で身長が40cm大きくなる予測になり、身長Y=40X+50の式が成り立っている時)
この赤子は4歳になる頃には2mを超える!
と予測してしまっているのと同じということです。
実際はそんなことないですよね?
人によりますが、ある人は160cmで収まり、またある人は180cmで収まります。
世界の人口は、1800年になる頃に初めて「10億人」を突破しています。
それまで世界の人口は「5億人前後」にずっと落ち着いてきていましたが、テクノロジーの萌芽により人口が増え始めました。
そして1900年頃には「20億人」に達しています。
その後2000年には70億人前後へと増えていきました。
つまり、この100年間で世界の人口は約55億人(2017年現在:76億人)増えているということです。
しかし、この増加率を信じて2100年、2200年の世界の人口を考えると、
・2100年には130億人
・2200年には190億人
に達するという予測になってしまう。
国連の予測によると、世界の人口は2100年には110億人前後で落ち着くとされているので、この「直線本能」は間違っているということがわかります。
要するに、データの見方として「直線本能」を持ってしまっていると、「このまま伸び続ける」という間違った考え方しかできないということです。
実際、世界の人口も世界の子供の数も伸び続ける予測はされていませんし、
またAmazonやGoogleの株価がこれからも伸び続けるという予測もされていません。
ただ、おそらく皆さんは、後者の「企業の成長率」を見た時には「50年間伸び続けるわけはない」と思ったと思います。
そうです、おそらく100年後はAmazonもGoogleも亡くなっていると思います。
2000年以降の新陳代謝は早いので。
しかし「世界の人口」を見たときに、それと同様の判断ができない人が多かったのではないでしょうか?
これが「直線本能」のもたらす思い込みなのです。
では、実際にはどのようなデータやグラフの見方があるのでしょうか。
見方は4つあります。
その説明の上で、貧困レベルの話があります。
「貧困レベル1(最低)=最貧困、貧困レベル4(最高)=裕福」
① S字カーブ
「冷蔵庫」「識字率」「予防接種」などがこれに当てはまります。
貧困レベル1の時の普及率は一桁に落ち着いていますが、貧困レベルが2に上がると普及率は急増し、貧困レベルが4になる頃には90%でほぼ横ばいとなります。
② 滑り台
「女性一人あたりの子供の数」などがこれに当てはまります。
貧困レベルが1のときは、女性一人あたり平均6~7人と多くの子どもを出生をしますが、貧困レベル2になると出生数は激減し、貧困レベル3・4のときには2人前後で安定します。
③ コブ型
「虫歯」「交通事故による死者数」「子どもの溺死」などがこれに当てはまります。
貧困レベル2→3になる頃には、テクノロジーが急激に進化したり収入が一定生活レベル以上になったりと、成長率に対策や医療が追いつかなくなり、虫歯の数や交通事故が増加します。しかし貧困レベル4になると、医療や対策が進化し、その割合が減っていきます。
④ 急増
「旅行距離」「交通費」「CO2排出量」などがこれに当てはまります。
収入やテクノロジーが急激に増加した貧困レベル4になるのと同時に、これらは急増する傾向があります。貧困レベル1のときは所得が極めて低く、遠くへ行くほどの余裕がありません。
いかがでしたか?
私たちは「S字カーブ」「滑り台」「コブ型」「急増」の4つの見方をすることができます。(直線型の見方はありません)
もちろん、統計要素によってどれに当てはまるかは変わってきます。
世界の人口は「S字カーブ」かもしれませんし、日本の人口は「コブ型」かもしれません。
データは「傾向」やそこからの「予測」しか見い出せないので、必ずしも正解になるとは限りません。
そう、未来は100%ではないのです。
最近は副業やフリーランスなどを始めている人が増えていますが、皆さん何かの「ノウハウ」で稼ごうとします。
僕は彼らを見ていて、非常に心配になります。
だって、そのノウハウは1年後も続いている保証はないのですから。
現に「フェイスブックアフィリエイト」は一年未満で衰退しています。
ノウハウを信用している人は、世界経済や日本経済が上向きになり続けると言っているようなものです。
でも実際は、上向きになり続けるなんてことありませんよね?
それらを考えた上で、僕は自力で稼ぐためのスキルを身につけることにしています。
今稼ぐことよりも、10年後も稼ぎ続けられることを考えるようにしたのです。
・セールス力
・マーケティング力
・交渉力
がそれだと言われています。
皆さんも「短期思考」ではなく、是非「長期思考」で物事を捉えてみてください。
そうすれば、メンタルも安定します。
「直線本能」は「長期思考」を持っているときだけ使ってください。
自分は成長し続けると
そんな「ケイスケホンダ」のような思考を持ってください。
自分は変わり続けられます。
あなた次第で
ファクトフルネス⑤~第二の本能:ネガティブ本能~
おはようございます、とーまです!
今日は昨日買ったウーマンズハンドコーヒーを淹れるためだけに早起きしましたw
コーヒーパワーってすごいですね。
いつもは絶対に起きられないんですけど、今日は使命感で起きられました笑
さて、今日は著書『ファクトフルネス』の内容共有の第5回目となりました。
著者のハンス・ロスリング氏は
現代人の10の本能(思い込み)がデータや世界の見方を錯覚させていると警鐘を鳴らしています。
正しくデータを読み取れていない、正確な情報を見分けられていないということです。
その10の本能とは、
==========
・分断本能
・ネガティブ本能
・直線本能
・恐怖本能
・過大視本能
・パターン化本能
・宿命本能
・単純化本能
・犯人捜し本能
・焦り本能
==========
のことです。
本書の中ではその傾向を証明するために、世界の貧困に関わる13の問題が用意されています。(挑戦してみたい方は、弊ブログの「ファクトフルネス②」にアクセスください)
そしてその証明となるのが、人間の平均正解率(約12%)がチンパンジーの正解率(33.3%)を下回っていたという結果です。
※チンパンジーが無作為に3つの選択肢から1つを選んだ時の正答率は1/3(33.3%)
多くの現代人は世界の貧困に関して、20年前のアップデートされていない知識で選択肢を選びました。
それが、今回の結果となっています。
例えば、13の問題の1つに「低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?」という問題があります。
選択肢は、
A. 20%
B. 40%
C. 60%
です。
少し考えてみてください。
・
・
・
それでは正解です。
正解は…
Cの「60%」でした~~!!
おそらく、殆どの方が間違ったと思います。
なぜならこの問題の正解率は4~12%だからです。
これは一般人であることや知識人・専門家であることは全く関係なく、むしろ知識人ほど貧困の現状についての知識がアップデートされていない傾向にありました。
正解できた方は、非常に正しく世界やデータを見ることができていますね!
すばらしい!!
そろそろ、本題に入っていきましょうか。
2.ネガティブ本能
~「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み~
ネガティブな本能を刺激する要因は以下の3つ。
・あやふやな過去の記憶
・ジャーナリストや活動家の偏った報道
・「以前に比べたら良くなっている」と言いづらい空気
人は誰しも、物事のポジティブな面より、ネガティブな面に注目しやすい。
「自己啓発本」がこんなにも世の中にあふれているという現実を見れば、それがわかると思う。
そして、他にもこのような心理現象がある。
===========
「100万円失った」
その後「200万円手に入れた」
===========
この時、初めて絶望感と幸福感が相殺される。
つまり、1つのネガティブを消し去るためには、2つのポジティブが必要だということだ。
多くの人がネガティブになってしまう理由は、おそらくポジティブの生産量が「1≦X<2」に収まってしまっているからだろう。
ネガティブな本能を持ってしまった人は、世界に対しても同様にネガティブな考え方をしてしまう。
==========
「世界はどんどん悪くなっている」と
==========
そのような考え方を後押ししているのが「メディア」だ。
皆さんがそう考えてしまう理由は、テレビで少なからずこのようなことを聞いたことがあるからであろう。
・今後の100年で海面が1メートル弱上昇するだろう
・シリアでは内戦が絶えない
・テロが増えてきている
しかしそんなことはない。世界では「小さな進歩」が連続的に起こっている。
なぜなら世界の人口のうち極度の貧困にある人の割合は、過去20年で約半分になっているからだ。
つまり、この20年間で極度の貧困にある人々は「半減」したのだ。
その証明として、中国とインドの例を挙げよう。
1997年の中国では、42%が極度の貧困であったとされている。
だが2017年には0.7%にまで減少している。
一方のインドの1997年の極度の貧困率は、中国と同様であった。
そして、2017年の極度の貧困率はというと、12%まで低下している。
ちなみに、1800年頃は約85%が「極度の貧困層(貧困レベル1)」だったとされている。
これらの3例から、極度の貧困はこの200年で激減していることがわかるだろう。
(2017年時の極度の貧困率は7%とされているーWolrd Bank)
先進国ではAI化やIoT化など「テクノロジーの小さな進歩」がみられる一方で、途上国でも「生活環境の小さな進歩」が起きている。
しかし、先進国の彼らはネガティブなイメージを持っている人があまりにも多く、その現実に大多数の人が気づかずにいる。
前回の記事で「分断本能」について紹介している。
そこでは「最大値」と「最低値」だけに注目することの盲目さについて提言した。
そして今回、追加として「平均の盲目さ」についても提言したい。
なぜなら、平均化は「ばらつきを隠してしまうから」だ。
ここで2問、皆さんに問題を出題したい。
① 日本の男女別の平均寿命は何歳でしょう?(選択肢なし)
② 世界の平均寿命は何歳でしょう?(選択肢あり)
A. 50歳
B. 60歳
C. 70歳
それでは、考えてみてください。
・
・
・
答えは出ましたか?
それでは、正解の発表です。
正解は、
① 男性81.09歳、女性87.26歳(2018年、厚生労働省調査)
② C. 70歳
でした~~!
どうですか?
皆さんが思っている以上に、世界の平均寿命は高くありませんでしたか?
そして、平均化が「強いばらつきを生んでいる」こともおわかりいただけませんか?
日本の平均寿命も男女別ではなく「日本人の平均寿命」としたとき、その間の「84.18歳」が平均寿命となって、もっと正確さが失われる。
ただ、ある意味「平均化できる(データ化できる)」ということは「幸せの象徴」なのかもしれない。
なぜなら「平均化」するためには、そもそもある程度の「母数(数字のばらつき、普及)」がないと算出できないからだ。
これはこの著書には書かれていないことで、僕が読んでいて気づいたことだ。
ある程度の信憑性はあると思う。
なぜなら、その考えと「世界が良くなっている」ということに辻褄が合うからだ。
いかがでしたか?
今回は「ネガティブ本能」についての共有でした。
皆さんは日々ポジティブに考えて生きることができていますか?
メディアに強く触れすぎると「ネガティブさ」だけが膨れ上がり、それが生活レベルにまで浸透してしまい、日々で正しい判断や情報処理ができなくなってしまいます。
いえ、この考察でさえ「ネガティブ本能」なのかもしれませんねw
「ポジティブ」になるためには、日々「嬉しいこと・楽しいこと」に触れると良いです。
そうすることで、自分の思考の中で潜在的に「ポジティブな循環」が生まれ、何をしていても楽しく感じることができるようになります。
それは僕がいちばん実感できていることですね。
僕が実際にやったことは「考えること」よりも「行動すること」に重きをおいたことです。
「悩んでいるならやれ!」
そう自分に言い聞かせています。
あなたの哲学はなんですか?
自分の中に流れる正義を大切に、日々を過ごしてみてください。
それが世界を変え得る力となりますから。
ファクトフルネス④~第一の本能:分断本能~
こんにちは~とーまですぅ
今日は3時からフェアトレードタウンの運営会議があります~
この一年で地域の皆さんとのつながりをさらに強化できるように、議論の場でたくさんの案や意見を提示していきます。
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さて、今回で著書『ファクトフルネス』に関する内容の共有が4回目となりました。
4回目の今回からは、現代人の持つ「10の本能」について、一記事あたり一つずつ紹介していきたいと思います。
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※10の本能とは、以下の10のことを指します。
・分断本能
・ネガティブ本能
・直線本能
・恐怖本能
・過大視本能
・パターン化本能
・宿命本能
・単純化本能
・犯人探し本能
・焦り本能
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皆さんの中でも、あ~私これに当てはまってるかもと感じた方がいるかも知れません。
10の本能はいわゆる「思い込み」で、これらによってデータや世界の貧困、その他情報を正しく見ることができていないと、いうふうに著者のハンス・ロスリング氏は警鐘を鳴らしています。
前々回、弊ブログ記事の「ファクトフルネス②」では、13の世界の貧困に関する問題を出題しました。
しかし全13題の正解率は約12%となり、これがチンパンジーの正解率(33.3%)を下回っているという結果になりました。
これに危機感を感じたハンス氏は、本書の出版などを通じて現代人のその盲目さ(思い込み)に警鐘を鳴らしている、という感じです。
余談が長くなってしまいましたねw
そろそろ本論に入っていきましょう!
1. 分断本能
「世界は分断されている」というのは思い込み
これはメディアの影響なのかもしれません。
ちょっとここで質問です。
以下の2つの文面、どちらがより伝わりやすいですか?
・「世界には極度の貧困層もいれば、億万長者もいる」
・「世界の大半は、少しずつだが良い暮らしを始めている」
少し考えてみてください。
・
・
・
いかがですか?
上の文の方が伝わりやすくありませんでしたか?
話を組み立てる際、二項対立たるものを提示したほうが強調性は増します。
どういうことかというと、
「貧乏グループ」や「お金持ちグループ」など「二極化」したほうが、人間のドラマチックなシーンに惹かれやすいという本能を刺激し、人々の記憶にも残りやすく、そうなると観る人が増えるので視聴率が上がります。
例えば天気のニュースでも、
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「今日は〇〇市で最高気温41℃を記録しました」とか
「△△郡では、今年最低となるマイナス20℃を観測しました」とか
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いちばん高いところといちばん低いところだけを抜粋して、報道する傾向にあると思います。
もちろんこれが悪いことと言っているわけではありません。
これによって、その日一日の服装の決定をサポートしようという面があると思います。
しかし、それは一方で問題なのです。
つまり、
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最低気温10℃と最高気温の20℃の間にも温度が存在し
急に変わることはなく徐々に変わっていっている
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という至極当然のことを考えなくなり、中間部分を見る能力が失われているのです。
換言すると、生産者と消費者にだけ目が言って、中間で流通を担う人たちをないがしろにしているようなものです。
人はしばしば「お金持ち」と「貧乏人」の二者で考える傾向にありますが、
「低所得者」「中所得者」「高所得者」で三分したとき、最も多い割合になるのは「中所得者」です。(世界の人口の75%)
これは「世界の貧困に関する13の問題」の一つとしても出題されています。
気になる方は、弊ブログ「ファクトフルネス②」をご高覧ください。
「豊かな国」と「貧しい国」というふうに、人は二分して考えます。
例えば、北アメリカやヨーロッパは豊かな国、アフリカには貧しい国が多い、というように。
けれど、思い出してみてください。
世界の75%の人たちは「中所得の国」で暮らしています。
それに、アフリカの中でもガーナやナイジェリア、ケニアは特に経済発展が目覚ましい。
皆さんの記憶の中には「植民地時代のアフリカ」が根強く残っていると思いますが、それは20年間アップデートされていない世界の知識です。
これをまずい、とハンス氏は警鐘を鳴らしているのです。
本当は超優良な投資先となるのに、多くの盲目な投資家がそのチャンスを逃しています。
「10の本能」がデータや世界を見る目を失わせ、それによりチャンスを失わせているのです。
しかし、ここまで読んでいただいた皆さまは「分断本能」に気づくことができ、今後の生活でより多くのチャンスを掴むことができるようになっていると思います。
世界やデータを正しく見る目を養うためにも、『ファクトフルネス』や弊ブログで多くの学びを得てくださいね!
それではまた次回~
ファクトフルネス③~現代人の10の思い込みが、世界の貧困の認識に誤りを生じさせている~
こんにちは~
とーまです!
昨日は人生で初めてのテレアポをしました。
会話でオトすスキルが必要ですねw
さて、今回も著書『ファクトフルネス』から記事の内容を書いていきます。
この著書は、現在日本の書店を訪れたときにいちばん目立つ場所に陳列されているベストセラーです。
この本は、現代人が持つ10の思い込みに関して書かれており、それにより多くの人がデータを正しく理解できていないという懸念について書かれています。
そしてその10の思い込みは「10の本能」と呼ばれ、次のように分類されています。
・分断本能
・ネガティブ本能
・直線本能
・恐怖本能
・過大視本能
・パターン化本能
・宿命本能
・単純化本能
・犯人探し本能
・焦り本能
どの本能も、過去・現在・未来のいずれかの時系列に該当します。
つまり、これらの本能をもとに未来が形成されているということです。
しかしながら、人間とは上手くいったときには過大評価し、上手くいかなかったときは過小評価しがちな極端な生き物です。
そうやって作られた本能が、この10の本能ということになります。
前回、世界の貧困についての13の問題を出題させていただきました。
そして、その問題に対する現代人の正答率が、チンパンジーの正答率を下回っているという話もしました。
なぜこのような結果になってしまったかというと、世界の貧困に関する知識が20年間アップデートされていないからだという話もしました。
そして、今回の「10の本能」の話に移るわけです。
世界の貧困に関する現状をお話すると、皆さんが思っているよりも世界の貧困事情は確実に改善されてきています。
例えば13の問題の一つに、「世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年間でどう変わったでしょう?」という問題があります。
選択肢は、
A. 約2倍になった
B. あまり変わっていない
C. 半分になった
前回の問題を説いた方、そしてここまで記事を読んでくれた方はおわかりいただけたと思います。
答えは「C」です。
ちなみに、この問題の正答率が最も高かったスウェーデンの正解率は「25%」で、最も正解率の低かったハンガリーは「2%」であった。
これは、チンパンジーの正解率(33.3%ーチンパンジーは無作為に3つのうち1つを
選択する)を下回っている。
その他の問題もほとんどがチンパンジーの正解率を上回ることができていない。
そして、なぜこのような結果になってしまったかという答えが「10の本能」なのである。
世界には「お金持ち」と「貧乏」しかいないという勘違い(分断本能)や、「アフリカ」の経済が「ヨーロッパ」に追いつくことはできないという勘違い(宿命本能)が、
この20年間の現代人には勝手な固定概念として植え付けられていて、それが習慣化されてしまい、本能的に答えた三択で間違えてしまうというメカニズムになっている。
もちろん、そんなことはない。
現に「低所得者」「中所得者」「高所得者」と三分されているとき、最も多いのは「中所得者」であるから。
そして世界の貧困に関する質問でわかった人間の「10の本能」は、他の分野にも影響を及ぼす。
例えば「直線本能」であれば、FXで急激な価格の高騰が起こり我を失い、「(このまま価格は右上がりで増えていく)」と思って増資した矢先、鈍化し値が下がっていくということも考えられる。
そもそもこの考え方でさえ「ネガティブ本能(悲観的)」であるが、一方の「値が上がり続ける」という考え方は「直線本能」であり、この場合あまりにも「楽観的」であるということがわかる。
現代人には「ネガティブな面」と「ポジティブな面」の両方を持つことが求められる。
投資家で有名な与沢翼も、このように話している。
「成功するためには第三の考え方が必要
第一・第二は『楽観的な考え方』と『悲観的な考え方』
どちらも極端な考え方なので、一方を考えた後にはもう一方も考える必要がある
そして両方を考えた後の第三の考え(答え)
これを考えられる人が成功者になる」
彼の言葉とこの著書で伝えたいことの共通点は、
「良い」「悪い」での2つで考えると自分の思考が凝り固まってしまい、
時代の流れやデータを正しく捉える能力が損なわれてしまう
ということです。
そして今回で3回目となった弊ブログでの、著書『ファクトフルネス』の内容の共有の中で、皆さんには世界の貧困やデータを正しく見られるようになっていただきたいと願っております。
それが弊ブログ『Pooror 0 Project』の目的でもあり、国連が定めたSDGs達成のためでもあり、さらにはみなさんの人生にも役立つということです。
次回からは実際に「10の本能」の項目に入っていきますので、是非楽しみにしてくださいね!
それでは!